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Channel: │昭和女子大学 人間文化学部 歴史文化学科
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2年生東明学林学寮研修

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6月8日~11日に歴史文化学科2年生は東明学林学寮研修に行ってきました。

1日目は生命の星・地球博物館の見学。
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恐竜、ちょっと恐い、でもカッコいい。歴史はさかのぼればきりがありません。

2日目は野外研修でポーラ美術館と箱根関所・関所資料館へ行きました。
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ポーラ美術館で「モダーン・ビューティー」展の見学。学芸員の先生からレクチャーを受けて、フランスのアートとファッションを堪能。お薦めの展覧会です。

3日目午前は労作奉仕活動で公共道路の清掃をおこないました。近隣の皆さまへの奉仕活動です。
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労作終了後に敷地内を散策すると
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みかんの木は花が落ち、ちょうどみかんの実がついたばかりでした。半年後には黄色く熟した美味しいみかんに!

午後はキャリア研究講座を実施しました。
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業界研究がテーマ。今回も事前に社会人メーンターの方にインタヴューをお願いし、その内容についてグループごとにパワーポントを用意し、プレゼンテーションを競いました。賞品を見事ゲットした優勝グループはどこでしょうか。

元気に楽しく、充実した3泊4日を過ごしたようです!学生一人一人が成長できた4日間になったのではないでしょうか!


『第四十八回文楽鑑賞教室』に行ってきました!

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歴文2年の片平ひかるです。5月11日、国立劇場の『第四十八回文楽鑑賞教室』に行ってきました。
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演目は有名な『曽根崎心中』!!

文楽は江戸時代に成立した芸能です。
・人形のセリフや心情、物語の状況を説明する「太夫」と「三味線」。
・生きているかのように人形を操る「人形遣い」。
この三つが合わさって、初めて文楽という舞台が完成します!!

『曽根崎心中』とは・・・
元禄16年(1703)に、近松門左衛門によって書かれ、大阪の竹本座で初演されたものです!
実はこのお話、本当に起きた心中事件をもとにしています。
この演目をきっかけに、人形浄瑠璃の世界に「世話物」が誕生しました!
主要な登場人物は、手代徳兵衛、天満屋お初、油屋九平次、すごく重要なカギを握ります!!
全体を通しての登場人物は、15人もいないほどのシンプルさです!
そして、この作品の影響で、心中が大流行し、幕府が取り締まるほどになってしまうのです!!
それほどまでにすごいのです!!!!

私自身、文楽というものを見たことがなく、ワクワクドキドキしていました!
言葉がわかるのかな、なにか独特なルールがあるのかななどという不安もありました。
しかし、文楽教室というように、最初に文楽で使われている人形の説明、三味線の説明などがあり、初めて見る文楽でも楽しめるようになっていました。
言葉は、舞台の上に字幕でが出て、それが各登場人物の言葉や心情、状況という風に色分けされてでいたので困ることはありませんでした!
初めてみた文楽は、一言でいうと、すごかったです!!
舞台は、いたってシンプル!
人形が本当のドラマの人間のように動き、気が付けば文楽の世界に引き込まれていました。
演出の一つ一つは、いたってシンプル。
シンプルだからこそ人物の感情などがまっすぐと、自分の中にストンと入ってくるものがありました。

ここで、同じように『曽根崎心中』を一緒にみた方の一言ですが感想をどうぞ!

『字幕があってよかった』
『楽しかった』
『楽しかったし、以外に休憩が多くて(生玉社前の段・天満屋の段・天神森の段と三幕に分かれておりその都度、10分ほどの休憩が入りました)よかった』
『動きがすごくリアルで、話に入りこめた』

主人公の心情、舞台効果を高める特別な演出が重なり、ラストシーンの美しさや感動・・・文楽の世界は他にはない魅力が詰まっていました。来年、機会があればぜひ見てみたいと思いました。

(ポスター出典:「独立行政法人 日本芸術文化振興会」HP http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2016/4987.html?lan=j)

 

 

歴文卒業生 石原奈央子さんがリオ五輪 クレー射撃日本代表に選ばれました

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歴文第2期生の石原奈央子さんがリオ五輪クレー射撃女子日本代表に選ばれました。

まことに慶賀に堪えません。

石原さんは栃木県鹿沼市にある古峯神社で神職として働きながらの快挙でした。

心からの祝福を捧げます。

古峯神社は石原さんのご実家で、卒業論文も「古峰神社の研究」でした。1300年以上の歴史を誇る神社の歴史を丁寧に辿ったもので、過不足のないピシッとした内容であったと記憶しています。講中が全国に2万以上も存続しているという一節は、今でも明確に覚えています。その厖大な数に驚いたのです。そのことを口頭試問で問うと、資料を挙げて冷静に答えておりました。少しばかりのことでは動じない人だな、という印象が残っています。

三人姉妹で、自分が神社を継ぐことになっているとも言っておりましたが、まさか射撃の選手になっているとは思いませんでした。

古峰ヶ原は日光山を開いた勝道上人の修行地で、また古峯神社は「お天狗さま」「天狗の宿」と称されて古い時代から庶民に親しまれている霊場聖地です。天狗の御加護は石原さんの身にも及ぶはずです。五輪での大活躍を祈る次第です。

古峰ヶ原の奥院・金剛山瑞峯寺が印施したお天狗さまの御影札を添えておきます。

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(仏教文化史担当・関口靜雄)

夏越の祓

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こんにちは!修士2年の青木です。
今年もあと半分ですね、いよいよ夏です。

昨日6月30日は、夏越の祓でした。
「なごしのはらえ」と読みます。
神社では6月と12月に除災の神事を行うのですが(これを大祓「おおはらえ」といいます)、このうち6月の大祓を夏越の祓といい、疫病除けの効果があるとされています。

年の初めからこれまでに人々の心や体についた罪や穢れを祓い清めることで、夏に流行る病気に罹らず、残り半年も幸福に過ごせるよう祈るのです。

さて、この夏越の祓の際、神社ではあるものが作られます。
それは何か!?
・・・というわけで神社に行ってきました!
青木 夏越の祓い

こちらは渋谷にある金王八幡宮。渋谷、青山の総鎮守の神社です。
階段を上がっていくと・・・

青木1 夏越の祓い

目に入ったのは拝殿の前にある輪っか。
この輪っか、茅の輪「ちのわ」といい、夏越の祓のために作られています。
これをくぐる「茅の輪くぐり」が、祓の行事のひとつになります。
この輪を、

①最初に正面からくぐって左回り
②次に正面から右回り
③最後に正面からくぐってまっすぐ抜ける

合計3回くぐることで、半年間に溜まった穢れなどを落とすことができるとされているのです。

そして、この時にある歌を口ずさむと良いとされています。

「水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶというふなり」
(6月の夏越の祓をする人は、命が千年も延びると言われているよ)

もともと拾遺和歌集にあった和歌ですが、いつの頃からかこの神事と結びついたようです。
それだけ人々に身近で、大切な行事だったのでしょうか。

他にも神社によっては、紙を人のかたちに切り抜いた「形代」に名前を書き、
息を吹きかけ、体を撫で、自分の穢れを映したものを身代わりに清め、その後川や海に流したりなどもされています。

青木も茅の輪をくぐりながら歌を口ずさんで来ました。
健康は日々を幸せに暮らすため何にも代えがたい大事な要素です。
茅の輪は7月上旬までは置かれている神社もあるので、よければ足を運んでみてくださいね。

※茅の輪の茅を引き抜いて持ち帰る人がいるらしいのですが、茅の輪には人々の罪や科枯れが移っているとされています。
お守りにならないどころか他の人の災厄まで持ち帰る行為となり逆効果ですのでやめたほうがいいらしいです。

 

 

地理研修旅行

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今日は。地理を中心に担当している田畑久夫です。
前回の私のブログご覧になりましたでしょうか。毎回旅行の話をのせています。今回は残念なことになりました。例年行っている地理の研修旅行が中止となりました。中止ははじめてです。
予定では去年に引き続き、台湾か、あるいは沖縄を考えており、3泊4日で行くことにしていました。希望者もいたのですが…。来年度は行きたいと思います。
旅行が好きになることが、地理を好きになる近道です。来年度はぜひ一緒に研修旅行に行きましょう。

私の蔵書から

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教員の掛川典子です。今春私の蔵書に Codex Manesse 関連の文献が加わりました。『マネッセ写本』とはハイデルベルク大学所蔵の歌謡写本で、神聖ローマ帝国皇帝を排出したシュタウフェン朝の宮廷文化を伝えるミンネザングの集大成されたものです。フリードリヒ1世バルバロッサの婚姻が南フランスの宮廷風恋愛文化をこの王朝に持ち込み、その息子のハインリヒ6世の細密画からこの写本は始まっています。女性が婚姻によって文化を運ぶのです。ハインリヒ6世の妃はシシリアの王女コンスタンツェであり、そこから、エルサレムを無血開城させて法王から破門され続けた、かのフリードリヒ2世の栄光と遺児達の悲劇が流れ出します。この写本の2枚目の細密画は、ホーエンシュタウフェン最後の王コンラーディンを描いています。コンラーディンはルイ9世の弟シャルル・ダンジュー軍に破れて、1268年にはナポリで斬首されました。まだ16歳でした。『平家物語』の敦盛を思い出してしまいます。彼は2編のミンネザングを残し、描かれたのは鷹狩りです。最後まで一緒だったバーデンのフリードリヒを随行させており、猟犬を連れ、ともに騎乗で白い鷹を操っています。黄金の盾の十字架はエルサレムの覇権を表しているそうです。フリードリヒ2世の『鷹狩りの書』も有名で、鷹狩りはドイツ中世を代表する王侯貴族の文化の一部でした。鷹狩りは4000年も昔に中央アジアで生まれ、日本にも伝播して、文書は平安時代からあり、宮内庁に保管されています。『とりかえばや物語』を題材に、漫画家のさいとううちほさんが連載中の『とりかえ・ばや』の第1巻にも、鷹狩りの場面が書かれています。現在は女性の鷹匠も活躍していらっしゃるそうですね。

『マネッセ写本』には、トーナメントは勿論、チェスのような盤上の遊びをする恋人達が描かれたり、2名の女性だけが描かれている1枚もあります。後者は実在の女性詩人ではなく、貴族の母親が娘を教育している場面だそうです。写本自体は14世紀初頭にチューリヒで編纂されました。ホーエンシュタウフェン王家は断絶して久しく、かつてコンラート4世にも仕えていたハプスブルクのルドルフ1世が1273年にはドイツ王として即位し、時代はすでに激しく変化していました。スイスの人々はシュタウフェン朝の文化の繁栄を愛惜していたのでしょう。近代にワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』や『パルジファル』といった作品に結実することになる、ドイツ中世の騎士道文化の担い手の詩人たちも写本には描かれています。あっちの頁こっちの頁と見ていくのは楽しいです。

 

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オープンキャンパス情報☆Part3☆

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アサガオ デコメ絵文字 7月のオープンキャンパス情報アサガオ デコメ絵文字

平成28年7月24日(日)10:00~15:00
オープンキャンパスでは皆さんの質問に、歴史文化学科の先生や学生がこたえてくれますshine
わからないことや知りたいことをどんどん聞いてみてくださいhappy01

パステル星 デコメ絵文字 歴史文化学科ブースパステル星 デコメ絵文字 
安蔵裕子先生(日本服飾史)
場所:80年館1階学科ブース

パステル星 デコメ絵文字 学科説明(11:15~11:30)パステル星 デコメ絵文字
鶴岡明美先生(日本美術史)
場所:研究館2階 2L03教室

パステル星 デコメ絵文字 体験授業(11:30~12:15)パステル星 デコメ絵文字
菊池誠一 先生(アジア考古学)
タイトル:「ベトナムの世界遺産ホイアンを掘る」
場所:研究館2階 2L03教室
授業内容:ベトナム中部の港町ホイアンは、1999年にユネスコの世界遺産に登録された。ホイアンには17世紀の日本町があり、1993年から考古学調査を実施している。本体験授業では、その考古学調査の成果を講義する。

パステル星 デコメ絵文字光葉博物館展示解説(12:15~12:30)パステル星 デコメ絵文字
場所:研究館1階 光葉博物館展示室入口
光葉博物館学芸員による展示室、収蔵庫などの見学を行います。

当日は博物館学芸員課程の必修科目「博物館実習Ⅰ」を履修する学生たちが企画した展示
収蔵資料展 「世界の仮面」が公開されています。

パステル星 デコメ絵文字 AO入試受験相談パステル星 デコメ絵文字
田畑久夫 先生(人文地理学)
吉成 薫先生(古代エジプト史)
鶴岡明美先生(日本美術史)
菊池誠一先生(アジア考古学)

 

 

【歴文生の海外体験】上海交通大学への長期留学~天野さんの場合~

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みなさま、こんにちは。日本近現代史担当の松田忍です。最近は歴文でも留学をする学生が着々と増えております。そんななか、上海交通大学へ1年間の留学をなさった天野さんにインタビューしていました。天野さんは現在もうご帰国になっていらっしゃいますが、留学中におこなったインタビューとなります。

――天野さんこんばんはー。こちらが夜の8時だから上海は7時かな?元気にしてる?

――本当に充実した留学生活を送っていらっしゃると聞いて、今日はLINEでインタビューさせてください。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

――昭和女子の学期で考えると、2年生の後期から3年生の前期までの1年間の留学になるんだけど、正味でいうと?

上海に着いたのが2015年9月8日で、帰国予定日が2016年6月28日だから正味10ヶ月ですね。

――今年の年明けには一度帰国して挨拶しに来てくれたよね。

はい。春節の2月あたりには1ヶ月間日本に一時帰国していました。

――歴史文化学科としては、だいたい卒業までの単位取得見込みがなんとなく見えてくる2年後期、そしてゼミが始まったばかりの3年前期あたりの留学をお勧めしているんだけど、実際どう?

特に意識して2年の後期を選んだわけではありません。留学に行こうと決めた1年の後期には、一番早くても2年後期からの留学になってしまっただけです。今考えると、中国は秋入学なので、区切りとしては丁度いいタイミングだったかもしれませんね。

――松田の印象だと、天野さんはドーンといきなり1年留学にチャレンジしたイメージなんだけど、そもそも海外ははじめてだったの?

ボストン、ハワイ、グアムへ行った経験があります。最長はアメリカのボストンの2週間程度で、学校の行事としてクラスメイトと行きました。

――上海交通大学は外国人を専門に受け入れる部署があるから世界中から留学生が来ていると聞いたんだけど、どんな国の人と友達になった?

人数が多い順で言うと、中国人、タイ人、日本人、韓国人、フランス人、アメリカ人、オーストラリア人、カナダ人、ドイツ人……

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――おいおい、ものすごいな!

まだいますよ笑 インドネシア人、アルジェリア人、イタリア人、イギリス人、ウガンダ人……特に仲のよい友達は、中国人、韓国人、フランス人です。

――中国語が上達するまではわりと英語も使って英語の力がついたという先輩もいるんだけど、どう?

よほど英語が得意な人同士だったり、中国語があまり話せない人、あるいは同じ国出身の人同士での会話以外、どこの国の人であっても中国語を使って会話するのが常識ですねえ。まあ英語力は少しだけ身につきました。

――まあ、そんな刺激的なところに、最初に留学しようと思ったときはいつ?具体的なきっかけは?

大学1年の7月ごろに先輩の留学体験談を伺ったのがきっかけです。その先輩は、わたしと同じように1年間上海で留学していました。

――あ、それ遠藤さんだよね?

はい、そうです。

――そうかー、遠藤さんの経験がつながっているのね。

話を聞いていて、留学に行かないという理由が無くなったので行くことに決めました。

――本当に前向きの発想いいよね。で、天野さんが2年生だった時のクラスアドバイザーが松田だったので、いろいろとお話ししたわけですね。留学してなおかつ4年で卒業するための単位の取り方とか。

はい。

――最初は半期(2年後期)の留学計画だったのを延長して、さらに半年伸ばしたんだけど、留学延長しようと思った理由は?親御さんは賛成してくれた?

延長自体は反対されませんでした。半年の留学期間が折り返しを迎えたときに、このままでは中国語の語学力が目標まで到達せず、帰国してもそのまま衰えていきそうだったので延長しました。親は反対しませんでした。お金の問題も、奨学金が申請期間の問題でもらえないと分かっていましたが、それでも語学上達のためと賛成してくれました。

――やはり親御さんの賛成がより良い留学のための条件だよね。天野さんの一個下の学年からは、入学式のあとに保護者の皆さんに研究館に集まっていただき、昭和女子と歴文の留学プログラム説明会を開くようになったんだけど、結構好評だね。

そうなんですか。

――で、問題の中国語の上達はどんな感じ?

現地で生活し始めてからは驚異的に伸びました。それでもまだまだと感じることがしょっちゅうあります。

――ふむふむ。

中国語を学習する上で、他の外国語には無い特徴的な難しさを挙げるとすれば、それはかなり濃い訛りが存在するということです。中国は広大で、地域によって全く違う言葉を話します。標準語とされる北京語を中国人はみな話せますが、訛りが影響していることも多く、外国人にはかなりの難関となります。訛りの混じった中国人の標準語を聞くと、自分のほうが発音がいいと感じますね。

――そうなのか笑

あとは実践と教科書ではかなり違うと感じました。今年の秋には、日本でHSKという中国語試験の一番メジャーなものを受けようと考えています。6級が最高ランクとなっています。現在はHSK6級の300点満点中、9割を目指して勉強しています。

――留学の醍醐味は勉強に加えて、文化の体感もあると思うんだけど、上海市内を歩いた時のことをこないだ写真付きのラインで教えてくれたよね。ほかには中国でどんなところ回った?

北京、南京、山東、蘇州、杭州、無錫、鳥鎮、上海市内を回りましたよ。

――特に良かったのは?

北京が一番面白かったです!!わたしが行ったのは5月中旬で、ニュースで見ていた空気の汚さは全く感じられず、青い空が澄み渡っていました。北京ダックももちろん食べました。また食べたいですね。中国人と一緒に旅行ツアー会社に参加したおかげで、中国語の勉強にもなりましたし、自分で計画を立てずとも連れて行ってもらえるのもありがたかったです。

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――この写真は北京の天安門広場だね。

はい、北京旅行へ行ったときのものです。友達と一緒に行く予定だったのに、友だちが突然行けなくなってしまったために一人で行きました。かなり天候が良く、マスクは一回も着用する必要がありませんでした。天安門前で同じツアーを利用したことで仲良くなった友達に写真を撮ってもらいました。上海の人と言葉の表現の違いがあることに気付けたのが、中国語を勉強していて得られた喜びでした。やはり上海人の標準語より聞き取りやすいです…笑。毛沢東の冷凍遺体なども見たり、北京ダックを食べたり、本場ならではの経験ができて楽しかったです。

――北京だと泊まりがけになるよね?

北京で3泊4日、山東で1泊2日、南京で1泊2日とまりがけの旅行をしました。山東は旅行というよりは剣道の試合をしに行ったのが目的なので、観光は湖を見に行ったくらいですかね。

――剣道??

週に二回ほど剣道を習い事として習っています。学校とは関係なく、中国人の友達に見つけてもらった道場に通っていて、剣道の道具は一部を日本から持参して、一部を先生から貸していただきました。

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――これまた楽しそうな写真だね~

山東で行なわれた剣道の団体戦で優勝したときの写真です。正式な試合のもので、日本から剣道連盟の方も主催者として参加されていました。個人戦は申し込み期間の問題で参加できませんでしたが、団体戦ではみんなでちからを合わせて優勝することができました!剣道をしている人口は中国ではかなり少ないですが、それでも徐々に増えていると感じています。剣道を中国でも始めたおかげで日本好きの中国人とたくさん友達になれました。週末には中国の将棋をたまにおじいさんから習い、代わりに日本語を教えています。

――すごいなー!あとは生活面でのことをざっくばらんに。

わたしの寮にはキッチンが無いので、毎日外食あるいは学校の食堂で済ませます。

――そうなんかー。

色々な国の友達を作ったので、それぞれの国の言葉などを教えてもらっています。単語自体は分からなくても、会話の内容をつかめたりするくらいには分かることも出てきました。以前はタイ人と仲良くさせてもらって、今はフランス人と韓国人と仲良くさせてもらっているので、今はまだ何をいっているのかさっぱりだったりしますが、もし勉強し始めれば、タイ語、フランス語、韓国語のリスニング力は身についているんじゃないかとおもいます。

放課後は友達と食事に行き、買いものに行き、おしゃべりなどをしてすごしています。

勉強は…まあそこそこですかね。笑

――ありがとう。いやあ、留学最高!留学楽しい!と天野さんは言い続けていたので、なんとなく察していましたが、本当に充実していますね。

――後輩や昭和女子を目指す受験生になにかメッセージを。

大学の4年間は結構時間があります。大学でやるべきことを濃密に3年間に詰め込んで、残りの1年間を有意義に使うのも手だと思います。わたしはその1年間を留学に費やしました。ほかの事に費やしてもいいですよね。自分には、留学が一番の有効活用だったと思います。

――正直帰りたくない??

帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちの半分半分です!!帰ってしまったらこの生活は二度と戻らないでしょうし、たくさんの友人と別れることにもなります。もっと上海にいたら中国語の上達もまたさらにあがるとも思います。しかし日本で待っている家族や友人のことを考えると帰りたい気持ちも出てきますね。やはり半分半分です。

――いまのところ、帰国したら日本近現代史ゼミに入る予定だよね?卒論なにやる?

それがまだ決めかねていて困っています……。ただ、中国・韓国・日本の三国に関連したものを扱いたいと考えています。方面としては経済を絡めた政治的な内容を、中国語と韓国語の資料も取り入れたものにしたいと思っています。

――歴文といいながらもかなり現代的な視点を盛り込んだ論文を書きたいんだよね?

歴史文化学科には、歴史という名目の上で何でも好きなことを学べる学科だと、わたしは認識して所属しているので、歴史だからとかは考えずに論文を書くつもりです。おそらくかなり現代的な内容になるかと思いますが、誰かから歴史なの?って聞かれてもこれも文化だよねって言ってむりやり書こうと思っています。笑

――パワーアップした天野さんが帰ってきて、ゼミを盛り立ててくれるのを、本当に楽しみにしてるよ!

わたしよりも他のゼミ生のほうが今は先を行っているので、始めは足を引っ張るかもしれませんが、別の場所ですごしてきたことで得たものをお互いに影響させていきたいですね!

――それでは長時間にわたって本当にありがとうございました!あと2週間悔いのないように頑張ってね!


西洋史の三大学共同ゼミ、今年度もいよいよ始動しました!

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こんにちは。西洋史の小野寺です。

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共立女子大学の西山暁義ゼミ、立正大学の森田直子ゼミと共同で行っているゼミも、今年で3年目となります(共同ゼミの趣旨についてはこちら)。
毎年夏には、西洋史に関するテーマを一つ設定して、その課題に関するプレゼン→KJ法によるグループワーク→ディベートを実施しています。
一年目のテーマは、「東ドイツは不法国家だったか」。
二年目は、「宥和政策はやむを得なかったか」。
いずれも近現代ドイツ史をテーマにするものでしたが、今年はまさに今ホットな問題、「ドイツ・メルケル政権による難民受け入れ政策は是か非か」について議論してもらいます!

今年はまずその準備作業として、市野川容孝・小森陽一『難民』(岩波書店)を三大学のゼミ生全員が読みました。
先日本学で行われた顔合わせでは、各大学の代表がレジュメやパワポを作成して発表を行い、この本の概要を説明しました。
「難民」という概念の定義をめぐる議論や、「諸権利をもつ権利」「歓待の権利」といった用語など、一筋縄ではいかない複雑な内容や論旨をもつ本書。
学生の皆さんも悪戦苦闘していたようですが、こうやって全員で内容を確認しあうことで、理解も深まったように思います。

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その後は4つの班に分かれて、プレゼンについての打ち合わせ。
①アメリカへの移民(ヨーロッパ系、アジア系)、②ユダヤ人を難民にしたドイツ/難民となったユダヤ人、③被追放民を受け入れるドイツ/ドイツ人被追放民、④トルコ人労働者を受け入れるドイツ/トルコ系移民という4つのテーマをそれぞれの班に割り当て、夏休みの間に各班でじっくりと調べてもらった上で、10月の上旬に再び集まってプレゼンをしてもらいます。
そうやって難民/移民の歴史について十分な知識を得た上で、現在の「難民危機」について情報を収集し、最後にその是非について議論する、という運びになっています。

難民危機に限らず、現在の世界情勢はますます混迷の度を深めつつあります。
そうやって世の中が先行き不透明になればなるほど、人は方向性やヒントを過去に求めようとします。
もちろん過去を学んだからといって、それがそのまま直接役に立つわけではありませんが、歴史はいわば「らせん階段」のようなものですから、まったく同じことが繰り返されるのではないにせよ、似たような構造が反復することがしばしばあります

歴史を学んだからといって未来が予測できるようになるわけではありませんが、未来に向けてより「賢くなる」ことはできます。
「いま・ここ」に必要以上に振り回されることなく、可能な限りしっかりとした見通しを持ちたい。
今、多くの人びとが切実に願っていることだと思います。
歴史学はそうした願いに応えられる学問であると、私は信じていますし、大学ではそうした心の「軸」のようなものを是非学んでいってもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

石器を描く

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実習風景

山本暉久です。今回は私が担当している授業「考古学実習A」を紹介します。考古学を学ぶためには、不可欠な基礎的な技術の習得が必要とされています。まず、野外での遺跡発掘調査をするうえで必要な記録図面を作成する技術で、測量方法や図化の方法を学ばなければなりません。次に、遺跡から出土した遺物を整理して、やはり図化する作業が必要となります。「考古学実習A」は、後者の遺物を図化する技術を学ぶ授業です。
本学が所蔵している遺物の中から、縄文時代の石器を図化する実習を行っています。作業は、石器がどのように加工されて作られているのかをまず観察し、それをもとに「マイブンスコープ」という遺物実測器2台を用いて、まず元となる原図(素図ともいいます)を作成します。この素図を鉛筆トレースして、石器がどのようにはぎ取られて製作されているかを(剥離痕とリングといいます)、表面・側面・裏面の3面に描いて、さらに厚みを知るために断面を図化して図面を完成させます。この鉛筆トレース図(第2原図といいます)をもとに、ロットリングというペンを用いてトレースして図面を完成させるのです。
この授業を始めたころは、受講生も少なかったのですが、年々増えて、今年はなんと36名が受講して、教室は満杯状態になってしまいました。これは、もちろん考古学を専門的に勉強しようとする学生だけではなく、興味をもった学生が多いことの現れでしょう。黒インクを用いたロットリングペンによるトレース作業は、描き始めたころは、慣れないせいもあって、うまくいかないことが多いのですが、私が手直しするところなど指摘しながら、なんどもトレースを繰り返すうちに上達してうまくなってきます。そして最後の授業で自分が完成させたトレース図の中から気に入ったものを選んでもらい、台紙に貼り付けて終了です。
実習という授業なので、和気あいあい、かつ大変賑やか(うるさい?)で、みんな楽しそうです。歴史文化学科ではこのような授業もあること知ってもらえたらと思います。ぜひあなたも歴史文化学科に入学して「考古学実習」授業を受講してみませんか。

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マイブンスコープによる原図作成

 

 

 

 

 

 

 

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作図中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロットリングペンによるトレース図作成

 

 

 

  

前期を終えての歴文1年生(クラス会の風景より)

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みなさま、こんにちは~。松田忍(日本近現代史担当)です。

補講期間はまだ少しありますが、前期授業も7月一杯で終了します。レポート地獄の山場を越えて、いくぶんかホッとしている歴文1年生に「前期を終えての感想アンケート」を書いていただきました。主な質問内容は「前期を終えての感想」「夏にやりたいこと」「後期に向けての意気込み」です。受験生のみなさんにとっては、歴文の生の様子が伝わる記事だと思いますよ!是非ご覧下さいませ。

写真は全て2016年7月27日のクラス会の様子です。写真と文章は対応していません。あしからず。

【1年生のみなさんのコメント!】

先生方がみなさん優しく学生思いです。研究館はたくさんのポケモンがでるそうです。幅広い授業があるので大学にはいってからもたくさん興味深い新しいものとであうことができます。空きコマに研究館5階のソファーで居眠りするのは、人生における最もすばらしい癒やしです。(サトシ)

あっという間の前期だった。江戸が好きだから日本近世史と史料解読(ともに野口先生の授業は楽しかった。基礎ゼミも最初はドキドキだったけど、面白い先生とのコミュニケーションも楽しかった。夏休みは遺跡発掘調査と運転免許の教習にいきます。後期のクリスマス頃には素敵な彼氏がいますように……♡(元彼は帝)

レポートやばいで!御利用は計画的に笑 でも授業はめちゃめちゃ楽しい!!日本近現代史(松田)面白いです。夏は諏訪原遺跡に発掘にいきます。あとはバイトと教習所……そうだ…免許取ろう…(Huah)

こんな感じでアンケートに応えてもらいました。

こんな感じでアンケートに応えてもらいました。

はじめの何日かクラスメイトに話しかけられなくて不安がありましたが、今ではその心配も嘘のようにたくさんの友人ができました!歴文では各々大まかな専門がある人が多いので、話が合う子が多く、すぐに友達ができますよ!/私は大学公認のサークルにはいっています。他大と提携しているので昭和以外の先輩や友人にであえました!夏や合宿があるので楽しみです。/歴史学概論(松田)楽しかったです。学びというより学び方についての授業です。朝は早いけど受けるべき!/夏は高校の友人と旅行に行ったり、サークルの合宿に行きます。サークルで花火や海も行くので楽しみです…!/今期は履修失敗したなぁ…というのもあったので、後期はそこに気をつけたいです。また冬は朝寒いので遅刻に気をつけたいです。(モンスターボールなくて、フシギバナに逃げられた)

夏合宿が楽しみ!!友達がたくさんできました☆(やんやん)

東シナ海文化交流史(菊池先生の授業は神話とか伝説を学ぶ授業でとても楽しかったです。(A)

レポートがとにかく大変でした。量もあったのですが、まだ慣れていなかったので伝えたいことがうまく文章に表現できず、納得のいくものが書けず大変でした。後期にかけて自分がこれから勉強したいことを見つけられるように頑張りたいです。(?)

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歴文、思ったより授業楽しいです!!私、正直歴史嫌いでした。ですが合格してしまったのでこの大学のこの学科に入りました。だから大学生活とても不安でした。でも!授業受けてみると!楽しいです!!興味のある授業どんどん片っ端から取ってみるといいですよ!!日本女性史(服藤先生)日本服飾史安蔵先生)、日本芸能史(大谷津先生の授業が個人的にオススメです♡ 夏休みに人形浄瑠璃の人形の扱い方を学べる集中講義(伝統芸能実習・大谷津先生)があるのですが、これからとても楽しみです。(M!!)

歴文にきてレポートは多いだろうなと思っていたけど、思っていたよりハードですごく大変でした。後期からはもっと計画的に過ごしたいと思いました。(ことり)

レポートや調べる課題が多く、ひとつひとつの課題がヘビーでした……。その分終わった時の達成感はすごくありました◎ 後期はもっと計画的に進めていきたいです。授業の方は、歴史学概論(松田)考古学基礎(小泉先生考古学実習山本先生が私のオアシスでした!!また取りたいです!!(トマトマン)

楽しい授業は本当に楽しく学んでいた、/レポート課題が大量にあるものは終わらせるのに相当苦労した。/大谷津先生の授業と阿部美香先生の授業がすごく好きだった。/テスト勉強は全力でやるべきものだと反省した。/ゼミが楽しいと思った。(tmkm)

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友達が出来て良かったです。(れきじょ。)

みんなに追いてかれる感がすごくて不安だった日もありました。(あきらぼー)

初めて大学の授業を受けた前期が終わり、1番思ったことは高校の授業よりずっと楽しいということです。知識をつめこむだけでなく、自分から発言していくのはとても新鮮でした。(トッポ)

思ったよりレポートや課題が多くてたいへんだったけど、おもしろい授業もたくさんありました!特に宗教文化論(阿部先生)が楽しかったです。(N.K.)

最初の頃は宿題がなくて楽だったけど、終盤になってレポートがたくさんでて大変だった。夏休みは北海道、沖縄、Disney♡ 長野、軽井沢楽しみです。(MC)

キッコーマンと愉快な仲間たち

「キッコーマン」と愉快な仲間たち

入学式が昨日のようであっという間に7月末になってしまいました。自分が若者だからなのか、時の流れがすごく速く感じている。高校のみなさん、気づいた頃に後悔するのは遅い。今のうちに勉強しておこう。わかったな。(シゲル)

サークルは入った方が視野が広がるし、歴文以外の友人もたくさんできるので楽しい。夏休みはバイトと帰省をします。(ミッフィー)

(1人暮らしだから)生きていくのが大変だったりするけど、割と自由に自分の好きなことに、時間を費やすことができるから楽しいよーでも生きるって大変でした。基礎ゼミ(=歴史文化基礎)は先生とも距離が近く、自分の好きなことを調べることが出来るので楽しかったです。発表の場もあるけど、どうにかなったし、自分のためになった。研究館5階のソファーはとっても居心地が良い。まったり。(ポケモン映画2016最高でした)

夏休みは車の免許とバイト。入学前は歴文は固そうなイメージだったけど、そんなでもなかった。(クッキー)

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歴文は歴史オタクしかいないと思っていて、やっていけるかなと思っていたけれど、入ってみたら、いろいろなタイプの子だちがいて、自分に合った友達ができたので、今では楽しく大学生活を送っています。(マルチビタミン)

本当にいろいろな人がいます。歴史オタクばかりではないので、興味があればぜひ入って下さい。自分のやりたいことが歴文にあるなら目指すべき!(冴えるハーブ)

自分の好きな歴史や文化が学べて楽しい!歴史マニアがいっぱいいると思っていたが、意外とそうでもなかった。おもしろい人いっぱい!!夏休みはのんびり過ごしたい。(無糖)

思っていた大学生活とはどこか違っていて、安心しつつ少しのキンチョーがありましたが、とても楽しい前期でした!!先生たちもユニークな方々ばかりで、基礎ゼミもみんなで仲良くやれたので良かったです!!夏休みは函館旅行にいって五稜郭、松前城へ行ってきます!!(ぞうじるし)

歴史文化基礎の授業が楽しかった。宗教文化論の阿部先生には宗教文化に対する愛があふれていた。楽しかった。(A.O.)

初めてのレポートはどう書いていいかわからなかったので大変でした。基礎ゼミはたのしかったです。いろいろな授業で違う学科の友達が出来たので嬉しかったです。(R.O.)

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水曜2限の基礎ゼミが楽しかったです!最初は初めてのゼミに不安な気持ちが大きかったけど、先生も優しいし、色々な話も聞けてためになったし、ゼミのメンバーも面白くて、水曜2限が一番楽しかったです。夏休みはみんなで出掛ける予定です。前期の感想としては、あっという間でした。分からないことばかりでたいへんだったけれど、後期はもっと色々なことに挑戦して頑張りたいです。(M)

想像していた大学生活よりずっと忙しいけど楽しいです(笑)夏休みは合宿、バイト、旅行…と2ヶ月という長さを活かして色々したいです!私はインカレサークルに入っています。学校の勉強とサークルと両立は割とたいへんですが、サークルに入った方が色々な人と関われるし、損はないと思います。(?)

今まではすでに提示された問題に対して答えをだすということが多かったのですが、歴文には、自分がどこがきになったのか疑問をもち、考察していく授業が多く、作業はとても大変だったのですが、レポートを書き終えた時は達成感が半端なかったです。前期はレポートの多い授業ばかりとってしまい、地獄でした。なので、後期はテストとレポートをバランス良く授業をとっていいきたいです。また趣味の合う人が本当に多くて嬉しいです。(エブリデイ・買弁)

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夏休みは家族で台湾にいくのと、高校の友達と北海道にいきます。基礎ゼミは山本先生で毎回お菓子をくださって、楽しかったです!(mitty)

授業も面白かったし、歴史好きな人も多くてよい前期だった。けど、西洋史が好きな自分としては西洋史関係の授業がもっと欲しい。歴史や文化に触れあう機会が多い学科だと思う。そうしてそういう機会をたくさん与えてくれる学科だと思うので、各種イベントには積極的に参加するべき!(黒田家)

レポートが思いのほか多くて大変。でも基礎ゼミの面倒見がよくてとても助かります。(マフィア)

山本暉久先生の考古学実習がすごく楽しかった。トレース作業と清書は笑っちゃいけないのに、ささいなことですぐ笑ってました。(萩野)

高校野球の地方予選の試合を観戦するお二人笑

高校野球の地方予選を観戦するおふたり。意外と多い野球ファン笑

前期の授業は興味のあるものをとればいいと思います。単位の心配はせずに。(井ノ原くん前髪のばして)

前期は上手く授業を取れました。ただ周りはレポートやいわゆるキチク授業を履修していたりと大変そうだった。夏休みはバイトをして9月には友人と旅行にいきます。多分温泉です。(浦島来ません)

思っていたよりもレポートが多く少し辛かった。ヒエログリフ入門吉成先生)が予想以上に面白かったので、後期もとりたいと思っています。(すし)

ダメダメ。事務所通してくださ~い!

事務所通してくださ~い!(でも目は出す笑)

夏休みは諏訪原遺跡発掘に参加します。講義などで得た知識を実際に使って学べるのは貴重な経験だと思います。(はしどり)

前期を終えての感想。芸能に触れる機会が多くなった。たとえば日本芸能史(大谷津先生)の授業では、歌舞伎や浄瑠璃をみにいった。また文化講座では人見記念講堂で年に5回芸能をみる。今までにオーケストラのコンサート、落語、オペラを見た。オーケストラでは東京交響楽団が、落語では笑点の司会の春風亭昇太さんがいらっしゃった!

夏休みの予定。趣味の演劇鑑賞にいく。今のところ3回予定が入っている!サークルも頑張る!!11月の秋桜祭に向けて準備中!後期の目標。課題をためない!計画的に勉強する。(ルーシィ)

自分の好きな時代や地域の歴史を学べるので楽しい!歴史のほかにも日本文化や美術史も学べるのでいろいろなことに興味がでた。(ピクルス)

歴文の良いところは「いろんな分野が学べるところ」!史学だけではなく、美術史、民俗学、考古学など本当に色々な分野があります。視野が広がって面白いです。また歴文生はコアな話が通じるので、遠慮しなくて大丈夫!普通はできない話もできるのも魅力の一つです。(クロワッサン)

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大学の授業がどのようなものなのか、さっぱり分からなかったので、はじめは不安もありましたが、受けてみると、とても楽しくこんなにも高校までとは違うのかと驚きでした。一つのことを深く詳しく学ぶことができ、ヒエログリフ入門(吉成先生)や土器づくりなど大学ならではの体験ができて昭和女子を選んで良かったと思いました。授業だけでなく、歴文ということで興味があう人がたくさんいて、毎日がとても楽しいです。充実した大学生活のなかで学びを深めていけて幸せです。(ゆきうさぎ)

歴史以外のこと(民俗学とか)も学べるのがよい。歴史文化基礎のおかげでいろんなひとと知り合える。夏は勉強した知識を活かしつつ、バイトで社会をバイトで教えます。(Y139)

歴史文化学科に入って、思いのほか歴史(学)をやっていないですね(笑) どちらかというと西洋美術史木下先生)とか文化中心で、歴史学が少し苦手でも、楽しい授業がたくさんあります。夏休みは博物館や美術館にたくさん行きたい。それと歴史系の映画を見られるだけ見る。(うさぎGO(ジーオー))

 伝統文化の現場の授業が面白かったです!!後期はもう少し授業数を増やそうと思います。夏休みは初一人旅行をしようと思ってます!!(北の方に行く予定……)(ジョードー)

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思っていたよりテストが大変なのが多くて、次からしっかりやろうと思いました。サークルは中高と続けてやっていた軽音を大学のインカレでやっていてとても楽しいです。単位を落とさないように頑張ります。(サトウ)

歴史文化基礎は良かったです。辛いけど終わった後の達成感があるのと、授業を受けることで完成度の高いレポートが書けるようになった。(みどりん)

歴史文化基礎が想像と違って、通常の授業より先生との距離が近く、要約の仕方やレポートの書き方なども教わって、他の授業にも役立てることができた。(A965)

夏休みにはヨーロッパ歴史演習に参加して、スペインとイタリアに行ってきます。はじめての海外なので色々気をつけたいです。(C.K.)

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後期はしっかり復習をしてテストに臨みたいと思う。(匿名希望)

前期はレポートをためてしまったので、後期は計画的に進めていこうと思いました。(とくめい希望)

夏休みは地元に帰ります。1ヵ月くらい。あとはバイトです。後期はレポートを計画的に進めたい。レポートとテストが重なってたいへんでした。(とくめい希望)

イメージしていたのと違って、1年生から興味のある授業をとれるので良かった。高校以上に日々の積み重ねが大事です。クラスの子とすごく仲良くなれるので安心して下さい。(タコ)

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レポートが多かったけど、計画的にやれば、すごい大変ということはなかったです。文章力はまだまだですが、個人的にはテストよりもレポートという授業が良かったです。夏休みは、のんびりと勉強頑張りつつ過ごしたいです。(ヨーナ)

夏休みはバイト以外外に出たくない。後期は日々勉強して期末の負担をなくしたい。(イカ)

西洋史概説(小野寺先生)ヒエログリフ入門(吉成先生)がいと面白かったです!!他も面白い授業ばっかり。先生と生徒が個性的なのが歴文のよさ♡ 夏休みはアパレル店員になってパリピきわめます(笑)後期は教職目指して頑張ります!!(ずー)

他大学のサークル活動に参加しています。←歴文でも友達がたくさん出来て良かったです。/西洋史概説(小野寺先生が楽しいです。/最新の歴史論文を先生と読む自主ゼミ(松田企画)がとても楽しいです。/夏休みはサークルの合宿が3回あります。/歴文は地味な私でもなじめて助かっています(笑)みんな優しいのでとても楽しい生活を送れています。/先生方がとても優しいです。/昭和之泉のカモがとてもかわいいです。/いろいろな授業がとれて、とっても楽しいです。/文化講座もよいです。/「歴史」とは何なのかについて学ぶことで、自分の世界(視点)が変わります。(とり)

学校の授業以外にも将来に役だつ講座がたくさんありました。夏休みは家族で京都、高校の友達と金沢、サークルの合宿、古文書研修で佐渡(野口先生企画)に行きます\(^0^)/わーい 資格の勉強とバイトも頑張ります。(おばば)

入学前は歴史についていきなり専門的なことばかりあるのかと思っていたけれど、歴史学概論(松田)歴史文化基礎といった入門的な授業があるので、安心して授業を受けることができました。(710)

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夏休みのご予定は未定です。to young to die見に行きます。(パイナップル2)

夏は、彼氏とデートにいきます(希望)。(パイナップル)

夏は、彼氏とデートにいきます(願望)。(こしょう)

クラスのメンバーがとても楽しくて入って良かったと思います。(まりこ)

基礎ゼミはヤバい(^^) 夏はバイトしまくります。夏休みの宿題が少なくて楽そう。想像していたより明るく楽しい雰囲気な歴文でした(^^) レポートは大変だけど書くの楽しいです~(かえる)

伝統文化の現場の授業が楽しかったです。高校の時よりも余裕があるかもとおもっていたけど、意外と毎日忙しかったから大変でした。基礎ゼミの発表は楽しいからあまり怖がらずにやればいいと思います。歴史だけでなく、民俗学や体験型の授業もあって楽しいですよ。(キッコーマン)

クラスの写真撮るで~~!

クラス写真撮るで~~!

私は日本史が好きで歴文に入りましたが、世界史とか民俗のこととか、いろんなことができるのが歴文のいいところだと思います!小野寺先生の西洋史概説は面白いし、松田先生の近現代日本史料解読では書簡が書かれた時期がいつなのかを特定するために、切手の発行時期の情報まで使います(笑) サークルでは古文書を読めるようにして博物館の史料を読めるようにするのを目標に取り組んでいます!個人的には伊達政宗の手紙を見られたので、次は読めるようにしたいのが私の夢です☆ 「歴史をやって何になるの?」とよく言われますが、そんなことないです!その理由が前期の授業で分かりました!なので歴文入って、自分でその理由を知って「そんなことない!」という感動(?)を是非味わって下さい!(ダテすぎるC.Y.)

良かった授業は文化人類学(上杉先生)、夏休みの予定はバイトと語学学習です。(?)

縄文土器つくるのたのしい……(明智)

ヒエログリフを読み解く授業(ヒエログリフ入門・吉成先生)を受講しました。古代エジプトの言語に触れるとともに、当時の生活の様子、歴史なども学ぶことができて、とても面白い授業でした。(M.A.)

もっとよってよって~!

もっとよってよって~!

西洋美術史基礎(木下先生)が楽しかったです。私は今まで高校で世界史の授業をとっていて、政治史にしか興味がなかったのですが、大学にはいって、この授業をとることで、美術へ向ける新しい視点を学ぶことができて楽しかったです。(KMH)

西洋美術史概論(木下先生)で実際に美術館に行ってレポートを書くという課題がありました。普段は中々行こうと思っても行かなかったりすることが多かったのですが、この機会があったおかげでかねてから興味があった”パリ・オートクチュール展”に行くことができました。(RNHM)

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パシャッ!!

いかがでしたでしょうか?本当にたくさんの分野の授業の名前があがっていて、1年生のみなさんの興味が拡がっていることが分かりますね。

特に美術や芸能、考古学など高校生のときには学んだことのない分野の魅力に、1年生のみなさんが惹きつけられていることがわかりますね!

みなさんが良かったといっている歴史文化基礎は、各グループごとに1人の教員がつき、1年生が6~7人のグループに分かれておこなう少人数の授業です。歴史文化基礎は歴史文化学科の売りの授業です。みなさん基礎ゼミと呼んでいます。15回同じメンバーで集まるので仲良くなるし、レポート作成の方法や、大学での勉強の進め方などで困ったときには、すぐに先生に相談することができます。松田が担当している歴史学概論ともども歴文の入口となる入門授業です。みなさん、しっかりと受けとめて下さっているようでたいへん嬉しいです。

また発掘調査やヨーロッパ歴史演習、さらには野口先生の主宰ではじまる佐渡の古文書調査旅行への参加者もいらっしゃいますね。

2ヶ月間ある長い夏休み、みなさま、お元気で有意義にすごして欲しいと願っています!!

諏訪原遺跡発掘調査の準備講習会!

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こんにちは、松田忍(日本近現代史担当)です。

ここ数日、昭和之泉のほとりに、考古学系の学生たちの怪しい人影が・・・。

じゃじゃん!こんな感じです。

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この機械は以前歴文ブログでも紹介したのですが覚えてますか?こちらです。光波測距儀です。昭和女子大学の発掘現場で活躍する道具でして、発掘された遺物の高度と場所をミリ単位で記録する優れものの機械なんです。

考古学を専攻する学生たちの卒論や修論の話を聞いていると、石器や土器がどのような位置関係で発掘されたかが、分析の重要な材料になる学問なんだなということは分かります。だから光波測距儀の扱いに習熟することは非常に大切なことなんだろうなと思います。

ただその使い方にはコツがあるそうでして、発掘現場に行ってから練習していたのでは時間がもったいない。だから世田谷キャンパスにいるうちに、先輩から後輩たちに、使い方を伝授しているそうです。つまり怪しい人影は光波講習会の模様でした。奥の方で棒を持って立っているSさん(4年生)はここのところ、連日後輩を指導しているそうですよ!

そして測距儀を覗き込む真剣な眼!

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大事なことをなんでもかんでも先生から教えるのではなくて、先輩から後輩へと伝授していくのが昭和女子の考古学の流儀。

だからこそ縦の絆がとても強い!そして各地の教育委員会などで、仕事として発掘に従事するOGたちもたくさんいらっしゃいます!

昨日学科の教職員の懇親会があり、環境考古学の授業を担当して頂いている佐々木由香先生とお話しする機会がありました。佐々木先生によりますと、昭和女子の考古学出身で結婚するOGがいると、上から下まで10歳以上違う代の先輩後輩が集まって、ワイワイとお祝いするそうですよ!

私は歴史学をやっている人間で門外漢ではあるのですが、昨年発掘現場を冷やかしに行って参りまして、考古の現場は厳しさと楽しさがコインの両側のように存在している場所だなぁと思いました。

考古学に興味のある受験生の皆様!昭和女子の考古学の輪に入ってみませんか!?充実した大学生活が過ごせると思うぞ~!

【授業紹介】歴史学概論2016 その1

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こんにちは、松田忍です。

前期を終えての感想でも何人かの学生が言及していた「歴史学概論」について紹介します。歴文に入学した1年生が全員履修する必修科目です。入学ホヤホヤの歴文生たちにたいして、中学・高校で学ぶ日本史や世界史から、大学で学ぶ歴史学への意識の変化を促しつつ、「昭和の歴文に入って良かったなぁ。これからここで4年間歴史をしっかり学んでいきたい!」と思ってもらえるよう、授業運営しています。

歴史学概論で特に意識していることは、学生のみなさんにとにかく問いかけること。毎回みなさんが興味を持ってもらえるような問いかけを松田から発して、問いかけについて一緒に考えていくことを通して、歴史学の進め方や発想法について、体感していってもらえるように努めています。

どんな問いかけかって?

たとえば……

「歴史学博士ってどんな人のことを指すと思う?」

「歴史趣味と歴史マニアと歴史学はなにが違うと思う?」

「もしも歴史がなかったら私たちの社会はどうなると思う?」

などなど。

マイクを回して学生のみなさんに発言してもらったり、Lineを使って意見を募集したりして、意見を出しあっていただき、それらの意見を松田が整理しつつ、考えを深めるためのヒントをちょこちょこ出していきます。いわゆるアクティブラーニングの手法ですね。

たとえば「歴史学博士ってどんな人」の問いだったら、毎年の学年のノリ次第ではありますが、「髭が生えている必要がある」とか「最低60歳以上」とか「究極の歴史オタク」とか「語尾が『○○じゃよ』」とかの面白い回答なんかもジャンジャン飛び出し楽しいですよ!!そんな賑やかな雰囲気の中で、飛び出すキラリと光る意見を拾い上げ、共有し、そして授業の終わりにはだんだんとみんなの考えがまとまっていきます。

そして授業の最後にはその授業で学んだことや感想をコメントシートに書いてもらい、その中から何点かのコメントを次の授業で紹介して、さらに復習をすると共に、次なる問いに結びつけます。

実際の授業プリント(黒字は学生コメント、赤字は松田コメント)クリックで拡大

実際の授業プリント(黒字は学生、赤字は松田)クリックで拡大

で、「歴史学博士ってどんな人」って?ふふふ、それを知りたければ昭和女子の歴文に入学してこの授業をとってみて下さい笑

さらにこの授業では、出来る限り生の歴史史料に触れてもらうよう、気をつけています。

みんなが「???」と疑問に思うような史料を取り上げて、一緒に読み、その「???」を解決していくことを通じて、史料を中心にすえて、過去の世界を「歴史」として理解していく歴史学の発想法を身につけていってもらいました。

授業紹介は次回も続きます。

過去の歴史学概論については、2015年2014年の記事もご覧下さいませ。

【授業紹介】歴史学概論2016 その2

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こんにちは、松田です。

歴史学概論の授業紹介続きです。

今年の歴史学概論ではパネルディスカッションを2回行いました。さまざまな分野を学ぶ、歴文3年生、4年生の先輩たちを6~7人呼んで、テーマに沿った徹底討論をしてもらい、その議論を聞くことで、これからの歴文での学びの進め方について、イメージを深めてもらいました。

歴文4年生によるパネルディスカッション「歴史と価値観の関係 ~歴史は客観的であるべきなのか?それとも主観的であってもよいのか?~」(2016年5月9日開催)の模様。

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卒論研究を進めつつある4年生の先輩が、「主観」と「客観」の問題をどのように考えて、自らの研究を進めているのかを語り、討論してくれました。

たとえば西洋美術史を専攻しているNさんは、美術作品に対する「感想文」と「論文」との違いについて、分かりやすい事例を挙げながら語ってくれ、また江戸時代の小名を研究するKさんは先行研究が多いテーマと少ないテーマで研究の進め方が変わってくるという話を熱弁して下さいました。西洋史を学ぶHさんが、ドイツやフランスで、国家の枠組みを超えた歴史教科書をつくる話があることを紹介して下さったのも面白かったです!

他の4年生も、「仮説」をたてて「史料・資料」にぶつけ、また「仮説」を練り直し、客観性を高めていくことについて、それぞれの研究の実例を挙げて話して下さったので、1年生たちにも、とても良く伝わったのではないかと思います。

それぞれ価値観の問題に濃厚に関わってくる重要な話であります。

さらに、高校での歴史教育と大学での歴史研究の違いについて感じていることなども話題に。さすが歴文で4年間研鑽してきた歴文生だけあり語り方がうまい!多数の4年生がそれぞれ思うところをぶつけあってくださって、たいへん面白かったですね。

「主観」と「客観」は1年生のみなさんがとても興味をもってくれた話題であり、熱のこもった授業となりました。

つづいて歴文3年生によるパネルディスカッション「歴文での学びは社会の役に立つか」(2016年6月20日開催)の様子。

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3年生たちは、すでに3年生の必修科目「歴史文化と社会」において、このテーマに関するKJ法、プレゼン、ディベートを経験して考えを深めており、それぞれ熱い想いを持った状態で、パネルディスカッションに臨んでくださいました。歴史研究が生みだす社会的価値、歴文のゼミで身につく力、日本の歴史教育のあり方、そしてナショナリズムと歴史学の関係まで話は広がり、たいへん有意義なパネルとなりました!3年生からはゼミに所属しており、専攻する分野を確定して研究を進めておりますので、分野ごとに身につく力の違いにも留意しながら、それぞれの学問分野の厳しさと楽しさを1年生たちに伝えて下さいました。

歴史文化学科に入るにあたって、多くの人が「歴史なんてやって何の役に立つの?」「就職どうすんの?」といった問いと格闘してきているわけです。しかし歴文での学びを通じて、確かに成長し、そのことを力強く語る先輩たちの姿に、1年生のみなさんも励まされ、多くの刺激を受けていたようでありました。

さてこのような形で運営しております歴史学概論ですが、15回の授業の最後には、歴史学概論で身についた力をコメントシートにまとめてもらい、お互いに書いた内容を紹介して、共有し合い、授業の成果を確認しあいました。そのメモの一部を紹介します。といってもみなさん良い意見を書いてくれていて絞れない!!笑 めっちゃ長くなりますが、お目通し下さいませ。授業のアツさが伝わると思いますよ。

【以下、学生のみなさんからのコメント】

歴史に対しての考え方が変わったと思います。「好きなもの」から「追究したいもの」になったり、まず「歴史学んでどうするの?」という考えはなくなりました。歴史を知って今を変える、歴史があるから同じことを繰り返さない。「短い期間でみたら意味のないようなことに思えても、長い期間でみたときに、大きな変化をもたらしている」ことを実感することが増えたし、その積み重ねを私もしていると思うと、「歴史って深い。歴史を一言におさめてしまうのはもったいない」と思いました。この面白さを誰かと共有したいです。

今まで受け身のままで歴史の流れを知ったつもりになっていたけれど、この授業のなかでの問いかけや、レポートの作成にあたって本当に悩み、歴史を知るというだけにとどまらず、歴史を自ら考えながら、まなざしを向けることが出来たと思う。事実として受けとめるだけでなく、そこから発展した考えをレポートにしていく過程で、自分の歴史観というものを少しでも見つけ出せた気がした。また「客観か主観か」のレポートでは、視野が広がった感じがした。疑問を抱いて深く考えるのが楽しいと感じられる授業でした!!

歴史学概論を受講したことで、これからの学びの基礎ができたような気がした。受講前までは歴史を客観的にみているのか、主観的にみているのかなんて考えたこともなかったため、学ぶことが多かった。

一つのことを色んな角度からみたり、自分と違う意見や参考になる意見もたくさん知れてよかったです。同じ史料をみていても、1人1人の見方や意見が違うことに気づいたり、自分では気づけなかったことに注目する人がいることを知ることができ、大人数ならではの授業でした。

歴史についての認識が大きく変わった。中学、高校の授業で習い、単語を覚えるだけの教科という印象が強く、そのこと自体は私もすきであったが、教科書に書かれていること、教えられることを疑わず、それを事実として鵜呑みにしてきた。この授業を受けた今では、「歴史」とは、事実か事実でないか、どの事実を取り上げるべきか、など様々な面で考え、頭を使うものというように認識が変わった。

先生の話を聞く度に、歴史の見方が変わり、一つの出来事にもどの視点から見るかで価値観も大きく変わることが分かった。……

……今まで自分で問題点を探してそのことについて調べていくということをしてこなかったので、大学の授業らしく自分で疑問に思ったことを追い求めていく作業ができて楽しかった。

今までは漠然と史料をよむだけだったが、立場を変えて考えたり、頭を使いながら読めるようになった。史料に対して能動的に取り組むようになったと思う。授業は全てとても面白かった。自分の考えを導き出すことがとても楽しく、(マイクを回して発言する)他の人との意見と自分の意見の違いの差がとても面白かった。……

……大事なこと。「過去」を「歴史」にすること。「記録」を「史料」にすること。……

歴史に対する物の見方は様々であることを知ったのが一番大きかったかなと思います。教科書を丸暗記にするのではなく、自分が物事に対し、視線を投げかけることはこの授業で初めてやったし、学んだことでした。

初回の授業と今とでは歴史についての考え方が変わったと思う。最初の方では、歴史は、昔について、その出来事を覚えたり、知ったりする受動的な学問だと思っていたし、大学では先生の話を聞いて知ることがほとんどだと思っていた。実際には、歴史は、答えがないことについて、自分で考え、追究していく能動的な学問なんだと思った。だからこそ、自分の考えを自由に持てることが楽しいと知った。これからはその自分の考えにもっと自信をもって発信できるように学びを深めていきたい。

与えられた結論で納得したり、受け身的にものごとをとらえるのではなく、自分で情報を選択して、作り出して、考えを深めることの大切さを学べた。これは歴史学だけでなく、社会生活一般においてもかなりあてはまると思う。

歴史学概論の授業を通して、今まではただ漠然と「歴史が好き」と思っていたものが、どうして自分は歴史が好きなのだろうと考え、歴史を学ぶことの意味を知れたような気がします。初めてのレポートに少し不安もあったのですが、書き方を詳しく説明して下さったので安心できました。

歴史に対する視野がすごく広がったと思う。歴史を客観的に見るか、主観的に見るかを考えたことで、客観的に視ているつもりでいたものも実は思いっきり主観が入っていたりして、歴史を語る上で気をつけるべき事を学んだ。また過去のことを考えるには、当時の人々の立場や考えを理解しないと、本当のことは分からないと言うことを知った。……

……歴史研究に対する自分なりの意識の変化があった。……二つ目のレポートでの日記史料や、戦後直後の教科書分析、戦後の世論調査分析といった史料に触れることで、当時のリアルな様子や生活について、自分で感じることができたのが、これが一番良かったです。

歴史とはつまるところ解釈の問題であると思った。物事をどのような視点でみていくか!という焦点の当て方の様々な事例に触れることができた15回の授業であった。すべての事例を自分の中で消化できたとは思わないが、こんな見方があるという事実は、これから先も自分のなかに残っていくと思った。

ランケやクローチェなどの歴史学者の歴史観に触れ、歴史に対する新しい考え方が出来て良かったなと思いました。第一回の「歴史と過去の違い」なんて考えたこともなかったし、最初はよく違いも分からなかったけれど、他の人の意見をマイクやラインで聞いて、なるほどと思えたり、自分と違う意見を聞けたりした点でも面白いなと思いました。

歴史を考える能力が身についたと思います。すでに3、4年間大学で歴史を学んでいる先輩方の話を聞いたときに、(卒論研究をする際に)仮定という主観から入るけれど、史料を読むときは客観でなければならないという言葉が、私からレポートなどで考えるときの目標や指針のようになりました。

また授業で配られるリアクションペーパーのまとめや、先輩たちのパネルディスカッションなどをつうじて、 同じものを見聞きしていても、他の人の視点はそれぞれ異なっていると気づき、驚くと同時に、そのことを忘れずに、これから自分の意見を深め、外に発信して行かなければならないと思った。

今までテストのために暗記して、自分の興味のある事柄を調べたり見たりするだけでしたが、「歴史する」という感覚、歴史は自分から動く主体的な学問なんだと分かりました。また先輩のお話を聞く機会をたくさんも受けていただいたことで、自分が今何を学べばいいのか、今後に向けてどんな準備をすれば良いかが分かった。私は戦後の理科教科書の見比べがとても楽しかったです。戦後で大人たちも混乱していたのが手に取るようにわかって、一層歴史を身近に感じることができました。また他の人のリアクションペーパーをまとめてくださったことで、先生だけじゃない、私以外の学生が全員先生のように感じました。……

第1講で学んだ「歴史と過去の違い」、第4講で学んだ「歴史と価値観について」が印象に残っています。歴史と過去は日常的によく使われることばですが、しっかりと意味を考えて使っている人は少ないと思いますし、考えなくても使えますが、それをあえて考えることで歴史の姿が分かった気がします。……

この授業を受けて、私はものの見方が変わったと思います。過去に対してまなざしを向けなくては、過去は過去のままで歴史にはなり得ないと学んでから、自分の中に入ってきた情報や知識はあくまで自分の認識や主観によるものであって、他の人からは自分と同じようには見えていないのかもしれないということを考えるようになりました。人によって組み立てる歴史像が異なって、歴史は本当に人の手で作られているのだなと実感しました。

歴史学概論は授業もレポートも私にとって難しかったけれど、大学の入って最初の最初に、この授業を受けることができて良かったと思っています。史料から当時の価値観を読み取ったり、同じ授業を受けて同じ史料を読んでも、周りの人と意見や結論が全く違って驚いたりしたこの経験はこれから大学で歴史を学び、発信する側になるのにとても大切だと思っています。

私が歴史学概論で身に着けた考え方は、歴史の見方は一つではなく「まなざし」を届ければいろいろな考え方がでてきて、それを話し合うことで、さらに物事に対する考えが深くなっていくということです。個人的に好きだった回は「学問とマニアの違い」の回と、戦時期に生きた若い男女の日記から読み取る回でした。

……歴史学というのは暗記だと思っていたので、考え方がだいぶ変わりました。歴史の生産者になりたいです。

この授業を受けていなければ、歴史に「まなざし」を向けるということをしていなかったと思います。第3講の授業で、以前でしたら戦後の理科の教科書を見たとしても、きっと「疑問」しか持たなかったと思います。ですが、この授業では「なぜそうなのか?」「なぜそのようなのか?」ということを考えました。そうすることで、当時の状況などを、誰かがまとめて書いた本ではなく、史料である理科の教科書から読み取れました。さまざまな視点から物事を読み取る力が身についたと思います。

普通に生活してたら絶対に触れないような史料(資料)を読んで、読めるようになった。理解できなくてもなんとか飲み込もうと自分なりに少しずつ噛み砕いていくようになった。小さな疑問点を見つけ、関連させ、考えられるようになった。論理的で的確なことばでないと伝わらないことがわかった。そして歴史学は十人十色だった。……

「考える→根拠を求める→さらに考える」という積み重ねが歴史学だとしった。「きけ わだつみのこえ」にどの学生の遺書をどんな割合で載せればいいのかを考えたときも、自分の考えた割合によって、世論の動きが変わっていくと思うと、出版の責任は今も昔もとても大変だと思った。今までは歴史を学ぶ意味を答えることができなかったけど、15回授業をして、昔があるから今があり、今があるから昔が歴史になることを知れたので、今後友人に何か言われても「趣味の延長戦で歴史をやっているわけではなく、今を歴史にするために学んでいるんだ」と言い返そうと思った。

歴史は建築に似ていて、その建物を築いていくのは良くも悪くも私たちのような過去を見ている人たちの手による。よって、どうあっても主観的な部分は抜くことはできない。しかしそのことを恐れて歴史を語らないことは、過去を忘れてしまうことや史料を失うこと、そしてそれらに付随した“価値”を損なうことになる。……

「歴史とは何か」というこの授業のテーマはとても難しいと思っていたけど、授業を通して、客観的・主観的とか、目線や立場の違いなどによって歴史の解釈のしかたは何通りでもあると学んだ。レポートの書き方や引用などの基本的な知識も身についた。今までは単に好きだからとか趣味で勉強していた歴史だけど、大学では学問として研究として学ぶというのを実感しました。

……先輩のパネルディスカッションのなかで、「人の考え(客観)をとりいれて、自分の主観になることもある」ということがでて、様々な視点やまなざしを持っていくことの重要性に気づきました。……今まで知らなかった歴史の見方をこの授業で学ぶことができ、今後の自分の学びに活かすことが出来るなと思いました。

もともと「「歴史」が好き」と思っていたけど、歴史学のあり方を学ぶことで、より深く「歴史とは何か」について知ることができた。ただ単に今まで起きたことを学ぶだけではなく、その当時の人々の考え方や思いを知ったり、いろいろな歴史家の「歴史の捉え方」を知ることで、客観的に歴史をみることやとらえることの大事さを知ることが出来た気がする。歴史は探究すればするほど面白い学問だと思う。「まなざし」の当て方をどうしていくかで、様々な観点がでてくることも知ることができた。

今まで独学でやっていた歴史学の整理、歴史学の入門ができた。……先輩方をまねいてのパネルディスカッションはすごく面白かったし、視野が広がったと思います。一つの歴史的事実から様々な人(当時)の考えが学べたのはとても新鮮だった。……

能動的に考えることが少しだけかもしれないけれどできるようになったのかな?と思う。一方向から見たものをそのまま額面通りに受け取るのではなく、できるだけいろんな角度(史料)から読み取ろうとする能動的な姿勢。……この授業は歴史を自分で組み上げていく生産者としてこれからやっていく上で、毎回振り返るスタート地点となったと思う。

【1年生のコメントおわり】

いかがでしたでしょうか?

高校生から大学生へ、勉強から研究へ、と思考モードをチェンジしながら、自らが専攻する歴史学への想いを新たにしている1年生の姿をみると、本当に応援したくなります。

これから長い時間を掛けて、概論系の授業で知識を深め、方法論系の授業で学問の進め方を学び、そして特論系の授業で個別的な論点の掘り下げ方を習得して、さらに3年次からはゼミへと入って、卒論研究に取りかかるようになります。

今のフレッシュな気持ちをもちつつ、長い道のりを一歩一歩歩んでいって欲しいなと思います。

1年生のみなさんに幸あれ!幸あれ!!

そして受験生のみなさん、歴史を学ぶ意味を実感しながら喜びを持って勉強を進められる、昭和女子の歴史文化学科に是非いらしてくださいませ!

2016年前期自主ゼミ~日本近現代史の研究論文を読む~

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こんにちは、松田忍(日本近現代史担当)です。

2016年度の前期には、ここ数年に出された最新の研究成果に触れることをテーマにした自主ゼミ(読書会)をやっておりました。主として1年生、2年生を対象としたゼミでしたが、論文のテーマに応じては現在卒論研究進行中の4年生も駆けつけて下さいました。

毎回の参加人数にはばらつきがありましたが、のべ36名が参加して下さいまして、それぞれ得るところも多かったのではないかと思います。

課題論文は下記の通り。いずれも新しい切り口と新しいデータでもって、日本近現代史の豊かなイメージを描き出した論文であります。

第1回(2016年4月26日 16時30分~19時)
藤野裕子「第一章 日比谷焼打事件の発生と展開」 (同『都市と暴動の民衆史―東京・1905年-1923年』有志舎、2015年)

第2回(2016年5月10日 16時30分~19時)
佐々木啓「総力戦の遂行と日本社会の変容」(『岩波講座 日本歴史』第18巻近現代4、2015年)

第3回(2016年5月31日 16時30分~19時)
原山浩介「第1章 戦後闇市の興亡」(同『消費者の戦後史―闇市から主婦の時代へ―』日本経済評論社、2011年)

第4回(2016年6月14日 16時30分~19時)
井澤直也「第12章 大陸への修学旅行と帝国日本」(斉藤利彦編『学校文化の史的探究 中等諸学校の『校友会雑誌』を手がかりとして』(東京大学出版会、2015年)

第5回(2016年6月28日 16時30分~19時)
本康宏史「「軍都」金沢と遊廓社会」(佐賀朝・吉田伸之編『シリーズ 遊廓社会2 近世から近代へ』吉川弘文館、2014年)

第6回(最終回、2016年8月2日 16時30分~19時)
永岡崇「第4章 宗教経験としてのアジア・太平洋戦争―〈ひのきしん〉の歴史」(永岡崇『新宗教と総力戦 教祖以後を生きる』(名古屋大学出版会、2015年)

1年生、2年生を対象とした自主ゼミなので、これらの論文を「順番に音読する」方式で進めました。「嚆矢」「管見の限り」など論文に用いられる表現、「畢竟(ひっきょう)」とか「動(やや)もすれば」のように史料によく出てくる表現に、最初はつっかえつっかえではありましたが、松田が手助けしながら、みなさん、だんだんとスラスラと読めるようになりました

また多くの参加者が感じとって下さったのが、「史料引用」と「著者自身の文章」が織りなすリズムですね。史料と史料を組み立てて、ロジックをつくっていくんだ、と普段から言っているわけですが、実際のテキストを輪読することでそのことを多くの参加者が体感して下さいました。「論文ってこんなにたくさん史料を使うんですね」との声を聞くことが出来ました。

さらに何回か参加して下さった方からは、「この史料の使い方カッコイイ!」などの感想もでるようになり、嬉しかったですね。そうなんです。同じ史料があっても、著者の視線の注ぎ方次第でオーソドックスな使い方ができたり、カッコイイ使い方ができたりするんですよね。特に4年生からは「私の卒論でもこんな風に史料を使ってみたい」との声も出ていました。たとえば第1回の藤野論文では、サラッと読むだけだと日比谷焼き討ち事件の「面白エピソード」を示すに過ぎない些末な裁判史料を、組合せの妙によって、歴史像の構築へと結びつけていくエレガントさを、みんなで堪能しました。

あとは先行研究とのお付き合いの仕方もなんとな~く感じとって下さったんじゃないかなぁと思っています。先行研究を、そのまま受け入れて自分の議論の土台とするか、一部受け入れつつ違う角度から研究を進めるのか、それとも全面戦争を仕掛けるのか。たとえば、最終回に読んだ永岡論文などは先行研究を底の底からひっくり返す力業が魅力的な論文でしたね。その一方で、史料から立ち上げた第3回の原山論文のようなタイプの論文があることも勉強しました。

今回は特にテーマを決めずに論文チョイスしたのですが、特定の研究テーマを持った自主ゼミも開いてみたいですね。まぁ、いずれにせよ、いろんなところに首を突っ込んで、学問の「経験値」をたくわえるのが1年生、2年生にとっては一番大事。良い論文は視野が広いですし、ガッツリと良い論文を読んでおくと、別のテーマを研究するときにも、どこかつながってくるんだよね!

2016年度前期自主ゼミはとりあえず終了ですが、これからも定期的にゼミを組んでいく予定です。次はどんなことやりますかというご質問は是非松田まで!

ではでは。

おまけ

自主ゼミ後のお食事会も楽しみの一つ。とんかつ屋でゴマをする人々笑

自主ゼミ後のお食事会も楽しみの一つ。とんかつ屋でゴマをする人々笑

 


日枝神社の山王祭りに行きました!

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こんにちは、一年の渡邊です!
遅くなってしまいましたが今回は、6月10日と11日に行われた日枝神社の山王祭りに行きました!

ここで、日枝神社の説明を少し・・・
日枝神社祭神(主として祭られている神)は大山昨神(おおやまくいのかみ)で、それ以外に祭られている神である相殿神(あいどのしん)は、国常立神(くにのつねたちのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこ)、いざなみの尊をお祀りしていています。
社殿は本殿・幣殿・拝殿が連結された権現造で、江戸時代初期建築の一代表とされています。
国宝に指定されていたが、第二次世界大戦の戦火で焼失してしまい、現社殿は昭和33年再建されているものです!
社殿の前方には桜田門があり、周りには国会議事堂や首相官邸などの日本政治の心臓部が多く存在しており、ビル群に囲まれています!
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こんな感じです!すごいですね~!
そして大きな鳥居が出迎えて、その後ろには青々とした木々が立っています!
広い階段の横には、エスカレーターも通っているのですが、階段を利用するのは外国人観光客が多く、エスカレーターを利用するのは日本人が多いらしいです!
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立派な門がお出迎えしてくれます!

気になるご利益ですが・・・ご利益は厄除、商売繁盛、社運隆昌、女性に嬉しい縁結び、安産等です!
日枝神社では神様の使いは『猿』と言われており、神猿像が安置されています。
神殿の左側には夫猿、右側には子猿を抱いた妻猿の夫婦の神猿様がお祀りされています!
そして猿は音読みすると『エン』と呼べることから、縁と通じていることからとても縁起がよく縁結びの神様として有名です!
また、猿は子への愛情が強いという性質からを持っているので、夫婦円満や安産、子宝のご利益が期待できるそうです!!
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これが夫婦猿です!

長くなりましたが、次は山王祭りです!
山王祭りは、江戸時代から続くお祭りで、江戸三大祭りの一つに数えられています!
また、京都祇園祭と大阪天神祭と共に、日本三大祭に数えられているお祭なんです!
山王祭には御幸祭と稚児行列があります。
10日は御幸祭で、神社のまわりを巡行します!
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※写真は去年のです

私は平日であったため、神輿が神社に戻ってきたところしかみることができませんでした。
しかし、賑やかな太鼓の音共にやってくる神輿の装飾のすばらしさは、圧巻でした。
11日は稚児行列でした。
稚児行列は子供の健やかなる成長を願い、可愛らしい稚児の装束に身を包み、茅の輪をくぐりお練りに参加し、身も心も清々しく御祓いを受け、神様の恵みをうけるというものです。
境内で子供たちが、家族と一緒に歩き、祈祷や御祓いをしている姿は、とても微笑ましく癒されました!
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今回見に行って、2日とも大変多くの人が訪れていました。
老若男女様々な方に愛されているお祭りなのだと実感しました。
興味があるかたは、一度訪れてはいかがでしょうか。
2.26事件の史跡、国会議事堂、皇居などと近くにいろいろあるので、それらを回るときに一緒に回ってみるのも、おもしろいかもしれないです!!

 

 

椎葉巡見に行ってきます!

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こんにちは!歴文4年稲川です。

今週からいよいよ夏休みですね。みなさんどの様な夏休みを送る予定でしょうか。ちなみに私は8月下旬から椎葉巡見に参加するので、宮崎県椎葉村と隣接する西米良村へ行く予定です。
宮崎県椎葉村は宮崎県の北西部にあり、熊本県と接している九州山地の中央にある村です。自然が豊かでとても素敵な村です。

この写真は椎葉民俗芸能博物館からの景色です

この写真は椎葉民俗芸能博物館からの景色です

 

 

 

 

 

 

 

実は今年のゴールデンウイークにも椎葉村へ行ってきました。
「椎葉神楽まつり」という神楽が伝承されている地域の交流会として行われているお祭りの見学に行きました。一度に様々な地区の神楽を観る事ができる貴重な機会です。
今年は地震の影響もあり、観光客の方が少ないようでしたが、地元の方たちによってせり歌が囃されて、会場は盛り上がっていました。

神楽まつりの様子は村内のチャンネルで生中継されています

神楽まつりの様子は村内のチャンネルで生中継されています

 

 

 

 

 

 

 

そして今回は「芝引」という演目で、私達も神楽に参加させていただきました。

榊の枝を持っています

榊の枝を持っています

かなり強い力で引っ張られて驚きましたが、とても楽しかったですし貴重な経験でした。
話は椎葉巡見に戻りまして、現在、巡見に向けて学生が主体となり勉強会を行っています。椎葉村の地理的環境、焼畑、狩猟文化、神楽、盆行事など、椎葉村に伝承されている文化や風土などを理解するように心掛けています。

先日は本学元教授の渡辺伸夫先生による「大河内神楽について」の講義を行いました。

椎葉巡見勉強会の様子

椎葉巡見勉強会の様子

巡見の中で大河内神楽と村所神楽を特別に披露して頂ける予定なので、とても楽しみです!!
詳細はまた後日、歴文ブログで報告をしたいと思います。

今年のしおり表紙です。素敵ですね~♪

今年のしおり表紙です。素敵ですね~♪

 

 

 

【授業紹介】伝統芸能実習が行われました!

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8月2日から5日までの4日間で、夏季集中講義「伝統芸能実習」が行われました。

相模人形芝居 下中座 の方々からご指導をうけ、
自分たちでオリジナルのシナリオを考え、3日目の上演を目指します!shine

1日目午前中は、下中座の方から人形の構造・持ち方や動かし方を学びます。
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2日目から2グループに分かれて、上演へ向け練習をします。
下中座の方々からの指導にも熱が入ります…!

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3日目はいよいよ上演です!
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「藩主とりかえばや」

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「嘘から出た実」

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下中座の林先生からも、「みなさん見違えるほど上手になりましたね!」とご講評頂きましたconfident

実習を終えた学生達の感想は…

色々な意味で予想を超えた実習でした!人形の大きさ・重さの違いから始まり、操ることの難しさを知りました。座員の方々は優しくて、どこをどう動かしたら良いかを細かく教えてくれたので、人形に慣れるのが早くなったと思います。人形に愛着がわきました(笑)

今回は初めて人形浄瑠璃にふれて、体験ができて、知ることができて、本当に貴重な体験でした。また、人形浄瑠璃の楽しさや難しさは見るだけでなく実際に体験することで、より分かるものだなと思いました。

主遣いをやったのですが、人形が重くそれをよい姿勢でキープするということが大変で筋肉痛がすごかったです。しかし、下中座の人たちの丁寧な指導もあり、楽しむことができたと思います。

浄瑠璃の見方も大きく変わったので、また浄瑠璃を見に行きたいと思います。特に下中座の舞台を見たいです!今回、参加して本当によかったです!ありがとうございました。

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下中座の皆さん、ご指導ありがとうございました!shine

 

 

 

オープンキャンパス情報☆Part3☆

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ひまわり デコメ絵文字 8月のオープンキャンパスひまわり デコメ絵文字

オープンキャンパスでは皆さんの質問に歴史文化学科の先生や学生がこたえてくれますcatface
わからないことや知りたいことをどんどん聞いてみて下さいeye
8月は2日間ありますので皆さんのお越しをお待ちしています!

①8月20日(土)10:00~15:00

パステル星 デコメ絵文字 歴史文化学科ブースパステル星 デコメ絵文字
木下亮先生(西洋美術史)
場所:80年館1階学科ブース

パステル星 デコメ絵文字 学科説明(11:15~11:30)パステル星 デコメ絵文字
松田 忍先生(日本近現代史)
場所:研究館2階 2L03教室

パステル星 デコメ絵文字 体験授業(11:30-12:15)パステル星 デコメ絵文字 
鶴岡明美先生(日本美術史)
タイトル:「旅する江戸の画家たち」
場所:研究館2階 2L03教室
戦国時代が終わり、平和が訪れた江戸時代。多くの人々が旅を楽しみ、画家たちもその例外ではありませんでした。彼らが旅先の風景に刺激されて描いた作品を紹介し、土地の風景や風俗を眺める視点の変遷をたどります。

パステル星 デコメ絵文字 AO入試受験相談パステル星 デコメ絵文字
松田 忍先生(日本近現代史)
鶴岡明美先生(日本美術史)

 

②8月21日(日)10:00~15:00

パステル星 デコメ絵文字 歴史文化学科ブースパステル星 デコメ絵文字
松田 忍先生(日本近現代史)
場所:80年館1階学科ブース

パステル星 デコメ絵文字 学科説明(11:15~11:30)パステル星 デコメ絵文字
松田 忍先生(日本近現代史)
場所:研究館2階 2L03教室

パステル星 デコメ絵文字 体験授業(11:30-12:15)パステル星 デコメ絵文字
木下 亮教授(西洋美術史)
タイトル:「「本物」そっくりな絵」
場所:研究館2階 2L03教室
古代から現代まで人間は見たものをできるだけ忠実に再現して記録したいという願いを抱き続けてきました。しかしその表現の仕方は、時代によっても作者によっても、実に様々です。具体的に作品を取り上げながら、その理由を考えてみましょう。

パステル星 デコメ絵文字 AO入試受験相談パステル星 デコメ絵文字
掛川典子先生(比較女性論史)
木下 亮先生(西洋美術史)

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7月オープンキャンパスの様子(学科説明/学科ブース)

 

【ゼミ紹介】日本近世史ゼミ(野口ゼミ)

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こんにちは!
歴史文化学科4年生で日本近世史ゼミに所属しています加藤です。
今回はゼミについて紹介したいと思います。
うちのゼミは江戸時代を中心に、皆で!楽しく!学んでいます!

基本的にゼミは雑談から始まるのですが(笑)、身内ネタで盛り上がって→ハッまずいまずい→学生の発表へって感じですね~!楽しいですよ~~!

私が学んでいて1番楽しいと思うことは、古文書の解読です。
はじめは全然わからなくても、きちんと勉強していれば段々読めるようになっていきます。読めると本当に面白いんですよ~!
いろいろ鑑定してくれる番組なんかでも、古文書が出ればちょっと読めたりして。え?これは偽物じゃない?ってセルフ鑑定もできます(笑)

あと、課題に追い込まれた時期は、スタバをはじめとしていろんなカフェに繰り出します。そこで「江戸幕府日記」のコピーとか出すと、必ず隣の人がぎょっとして二度見するのが面白いです(笑)
どうだ、おぬしにこれが読めようか??って!スタバと古文書のミスマッチ感振り切れてますが(笑)
加藤菜那

カフェで課題に没頭するのも、大学生の醍醐味ですね\( ˆoˆ )/
こんな感じで今、私は卒論に向けて勉強中です!全国にいた大名の身分格式がどのように定まっていくのかを研究しています。自分が興味あることを勉強していくので、とても充実しています。
ということで、日本近世史ゼミは江戸時代を専門にしたかったり、古文書が読めるようになりたい人に大変おすすめなゼミナールでございます~!
担当教員の野口先生もとても面白くて大変親身になって指導して下さいます(最近はポケモンに夢中ですけど笑)
以上、ゼミ紹介でした~!

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