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Channel: │昭和女子大学 人間文化学部 歴史文化学科
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【歴文らじお】歴文1年生にお話しを伺う その1

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みなさま、こんにちは!松田忍です!歴文らじおです!!

昭和女子大では8月と9月が全て夏休みとなっております。夏休み期間中ではありますが、歴文1年生の大図さん、佐藤さん、丸山さんにお集まりいただいて、1年前期に体験したことや歴文に対する印象などざっくばらんにお話し頂きました。

さてどんな話が飛び出すことやら……。

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【01】伝統芸能実習の話~その1~ 9人が1つのグループになり、3体の人形をつかって、場面を作る

話の中では「結婚詐欺のゲスいお話し」といっていますが、あとで動画でみせてもらいました。ちょっとホロリとくる人情話に仕立て上げたようですよ!

【02】伝統芸能実習の話~その2~ 人形の動かし方の基礎を学ぶ

【03】大学の選び方~大図さんの場合~ 小野寺先生(西洋史)を追っかけて昭和女子大学にきた

【04】小野寺先生の話 小野寺先生がカラスに襲われた話

【05】歴史文化基礎(基礎ゼミ)の話 小野寺先生のご指導は真剣/基礎ゼミはとても楽しかった!/山本先生(テル先生)にパワポの作り方をご指導して頂いた/課題としていった博物館訪問の話

1年必修の基礎ゼミでは、専用のテキストを用いて、「基礎知識の確認」「文章の要約演習」「博物館訪問とその報告」「プレゼン報告」などをおこないます。あ、あとは先輩の留学体験談を聞く会もありますね。6~7名一組の少人数ゼミです。

【06】歴史文化基礎(基礎ゼミ)の話~研究報告の話~ 「醤油」に関する丸山報告/天保期につくられた醤油番付

基礎ゼミで特に中心となっているのは「研究報告」。自分が興味があることのなかからテーマを選び、2回の準備報告と1回のパワポ指導を経て、クラス全員の前でパワポを用いた研究報告を行います。

【07】歴史文化基礎(基礎ゼミ)の話~研究報告の話~ 「杖道」に関する佐藤報告/高校のときにやっていた「杖道」とは/デモンストレーションつきのプレゼン/一目散に避難する関口先生

【08】歴史文化基礎(基礎ゼミ)の話~研究報告の話~ 「ドレフェス事件」に関する大図報告/パワポの構成/3分で話せる内容とは

私は1年A組のみなさんの研究報告を聞きました。3人の報告の他にも、江戸時代の卵料理について、軍郷・四街道について、氷川神社について、青磁の魅力について、魔女狩りについて、戦前の三越の広告について、富岡製糸場について……などなど、様々なテーマでの報告が並びました。

基礎ゼミはやはり充実していたみたいですね!

歴文らじおはまだ続きます!


【歴文らじお】歴文1年生にお話しを伺う その2

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歴文らじお「歴文1年生にお話しを伺う」第2弾です。

大図さん、 佐藤さん、丸山さんに引きつづき語っていただきます。

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【09】歴文に入る前と入った後のギャップ ネット上では厳しいという情報があったけど…/オープンキャンパスにきてみると…

昭和女子大学でネット検索すると、虚実いりみだれたいろいろな情報がとびかっていますね。結構古い記事もヒットするしね。現在の状況はどうなのか??こちらの記事をみてもらえるとよく分かるんじゃないかな。どんなタイプ(?)の学生が多いのかな~などということも気になるかも知れません。まぁ、それはことばで説明するのは難しいので、是非オープンキャンパスにいらして下さいませ。

【10】入学前にやりたかったことは変わった?~佐藤さんの場合~ 入学時点では幕末に興味/民俗と芸能をやってみたくなった/幕末を学びたければ遠藤由紀子先生の「近代と地域文化」がオススメ!!

【11】 入学前にやりたかったことは変わった?~丸山さんの場合①~ 入学時点では古代史に興味/今は民俗学が大好きに/「民俗調査法」の話

【12】 入学前にやりたかったことは変わった?~丸山さんの場合②~ 民俗を比較する楽しさ/野田の「お札整理」に参加したい

【13】 入学前にやりたかったことは変わった?~丸山さんの場合③~ 地元・野田のことを知りたい/醤油・関宿城・地元の祭り/アマガエルの御輿

これがアマガエルの神輿だそうです。不思議だよね!

これがアマガエルの神輿だそうです。不思議だよね!

【14】入学前にやりたかったことは変わった?~大図さんの場合~ そもそもなぜナチス?/被害者からみるホロコーストと加害者からみるホロコースト

半期の授業を受けるなかで、いろいろなことをお考えになり、成長していらっしゃる様子がわかりますね! 次回が最終回です。

【歴文らじお】歴文1年生にお話しを伺う その3

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歴文らじお企画「歴文1年生にお話しを伺う」の最終回です。今回は1年生のみなさんがブログ読者のみなさんに伝えたいことを存分に語っていただきました!

【015】ブログ読者に伝えたいこと① 入学したら「伝統文化の現場」は絶対とってほしい!(佐藤さん・丸山さん)

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【016】ブログ読者に伝えたいこと② 語学はなめちゃいけない!(大図さん)/興味がないと思っている授業もとってみてほしい!(大図さん)/発表系の授業も積極的にね!(松田)

【017】ブログ読者に伝えたいこと③ 高校生のときにやるべきこと!(丸山さん)

完全に語りのスイッチはいった丸山さん!でも、ものすごく大事なことです。

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【018】ブログ読者に伝えたいこと④ 高校での学びと大学での学び、今後悔していること(丸山さん)

問いをもって知識を広げていく感覚を身につけて欲しいと思って、歴文では、基礎ゼミや歴史学概論、そして方法論系の授業を多数用意しています。それにしっかり反応して、丸山さんが大学生の「アタマ」になってくださったことがたいへん嬉しく思います。丸山さんの気づきは「民俗調査法」を受けたことかな?

【019】ブログ読者に伝えたいこと⑤ 歴史に関係ないと思うものもつながってくる(大図さん)/視野を広く持つことを心がけたい(大図さん)

ここで名言きました!!

「歴史は万物のもと。歴史を知らずして他のものも分からない、他のものを知らずして歴史の本質を知ることができないと思う」 by 大図

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【020】締め!

「歴文らじおで語って下さる方いらっしゃらない?」と1年生全員に呼びかけたのが5月後半だったかな?そのときに手を上げて下さったのがこの3人でした。

実はこの3人にインタビューをするのは2度目なんです。TAKE2ですね笑 最初にインタビューしたのは6月上旬でして、お三方ともに歴文入って感じることはたくさんあるのだけれど、それがうまく言葉にならない状況でした。まだ機は熟していないのかもしれないねということで、1回目のインタビューは一旦お蔵入りにして、完全に前期が終わって、気持ちが落ち着いた今回、改めて、前期を振り返って語ってもらうことにいたしました。

前回からわずか2ヵ月しか経っていないにもかかわらず、3人の語る、ことばの密度や力強さが格段に高まっていたことには驚かされました。前期後半の6月から7月にかけては各授業ともレポート課題やテスト課題により、受講生たちに学びの意味を確認させ、鍛え上げていく時期にあたります。それをくぐり抜けることで、ここまで成長するんだなぁと嬉しく思いながら、話しておりました。

ではでは!長い夏休みみなさま有意義にお過ごし下さい。そしてまた10月から元気に勉強を続けていきましょう!

1年A組クラス写真

1年A組クラス写真

リオ五輪にご出場になった石原奈央子さんにインタビューしてきました!

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こんにちは、松田忍です。

リオオリンピックのクレー射撃(スキート)にご出場になった石原奈央子さんにお話しを伺うために、『れきマガ』スタッフの3年生3名と一緒に栃木県の古峯神社までいってきました。石原さんは、歴史文化学科の前身である日本文化史学科のOG(2期生)でいらっしゃいます。

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お忙しい中、長時間我々におつきあいくださり・・・

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しかも、なんと!!ユニフォームに着替えて境内に隣接する射撃場でスキートの射撃を実演して下さいました!

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ユニフォームはオリンピックで実際にお使いになったもの。かっこいい!

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気になるインタビュー内容やスキートの様子などは『れきマガ』第8号に掲載予定です。乞うご期待!

石原さん、本当にありがとうございました!

 

椎葉巡見1日目

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こんにちは、歴文2年高橋です。
気づけば夏休みも折り返しに差し掛かりましたが、皆さんはどんな夏休みを過ごしていますか?
さて、2016年度も『民俗研修旅行 椎葉巡見』が無事行われました。
今年は、4年生2人、3年生4人、2年生8人の計14人の学生が参加しました。
日程は8月26日〜29日の3泊4日で椎葉村から大河内地区、西米良村に訪れました。

初日は宮崎空港に10時に集合し、教育委員会の車に乗せて頂いて2時間半山道の中、揺られるのは初体験でした…!
上椎葉に14時前に着いてから1日目にお世話になる『鶴富屋敷』さんに荷物を置いてから椎葉民俗芸能博物館に訪れました。
ここでは実物を見たり聴いたり出来るのでとても楽しかったです。駄賃付けの歌がとくに面白かったです!

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イノシシの剥製がインパクトありました笑

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またこの博物館から直接厳島神社に訪れることが出来るのですが、そこがとてもとても綺麗な神社でした。

この後鶴富屋敷さんにて教育委員会の梅北さんから盆行事と大河内神楽についてお話しをお伺いしましたが、大学での勉強会で学んだことを本当に行っているんだと改めて実感しました。
その後、待ちに待った晩御飯です!
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 本当に量が多く、この写真以外に御飯とお味噌汁もついてきて大満足です!
どれも美味しかったのですが、お蕎麦が一番美味しかったです(*´°`*)
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御飯後に椎葉竹灯篭祭りに行ってきました!
生憎の雨でしたが、なんと抽選会では私達の中から6人当たりました!
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カラオケ大会や椎葉レンジャーなど地元のお祭りの雰囲気も存分に楽しめた1日でした~!

 

 

 

 

 

 

日本近現代史ゼミ企画・餃子パーティ!

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こんにちは~、日本近現代史担当の松田忍です。

4年生の夏休みは卒論作成に向けての山場であります。夏休みまでにしっかりと土台を築いておけるかどうかが、最終的な論文の完成度に大きく影響します。

ということで、今年も夏ゼミを3回開催しています。昨日も卒業論文中間報告(4年生)6本、卒論テーマ発表(3年生)3本をおこない、長時間にわたって、しっかりと議論をいたしました。

しかし!!せっかくの夏休みなのに、ただ集まるだけではもったいない!!そこで、ゼミ終了後、近くの貸しキッチンを借り切って餃子パーティーを開催しました。お店で食事会を開くのもいいですが、自分たちでつくるのもまた良し。松田ゼミでも初めての試みです。

Party (3)

餃子ツツミーズのみなさま。こういうの本当に楽しいよね!

Party (2)

焼き手は、餃子の本場・宇都宮出身の学生!今回の企画の幹事でもあります。ご準備本当にありがとう!

Party (5)

餃子でお腹が一段落したら、お次は、スペインでのホームステイ経験のある学生が再現したスペイン風オムレツ!「じゃがいものトルティージャ」っていうらしいです。

外はカリッと中はとろとろ。ほくほくのジャガイモが入っていて、めちゃうまです!

Party (1)

飲食店でのアルバイト経験を生かし、プロ顔負けの動きで業務用の食洗機を回し続けてくれたゼミ生。そういや料理サークルにも入っていたな。お見事です。おつかれさまでした!手前には焼けた餃子がありますね。

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松田も作りましたよ。左は前日からつけ込んだ煮卵と玉蒟蒻。右は秋の味覚、新物さんまの炊き込みご飯。

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10席ほどのカウンターがあってとても良い雰囲気の貸しキッチンです。お値段もお店で食べるよりもリーズナブル。

この企画は、もともと『家の光』とか『主婦の友』などの婦人雑誌に掲載されている戦時期レシピを再現して食べてみたいねというところから始まりました。すいとんとか、芋や南瓜を使った料理とかね。とりあえず今回は貸しキッチンの偵察を兼ねての餃子パーティになりましたが、また機会をみつけて、戦時期レシピ試食会もやりましょう!メンバー募集中!

さてさて、みなさまリフレッシュもできたかと思いますので、また気持ちを入れ替えて、あと3週間の夏休みしっかりと研究を進めていって下さいね!

ではでは。

 

椎葉巡見2日目

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こんにちは!
歴文2年片平と4年稲川です。
私達2人は、椎葉巡見リピーターです!
今回で片平2回目、稲川3回目の参加となります。
巡見では村内の毎回異なる地区へ行くので、様々な経験をすることができます!
椎葉村はとても大きな村のため、地区が異なるだけで、似たようで違った文化を知ることができます。

では、椎葉巡見2日目の報告をしたいと思います。

2日目は、鶴富屋敷のある上椎葉を出発して、車で1時間くらい離れた大河内(おおかわち)地区に行きました。
まるでジブリの世界のような木々が並ぶ道を車で走り、九州大学演習林へと向かいました。
演習林は普段は立ち入ることができないのですが、今回は大河内森林ガイドの会の方々に案内していただき、入山しました。

山道を下った先には、みたこともないほどの美しい景色がありました。

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御神(ごしん)の滝。冬になると凍ることも…!

滝の周辺は涼しかったです!!
しばらく、景色を楽しんだり、石切をしたりしてみんなで楽しみました!
最後に滝の前で、集合写真を撮りました。夏休み感が出ている写真が撮れました!笑

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お昼からは、盆行事の聞き書き調査を行いました。
学年の異なる2人組のグループを7つ作り、聞き書きをするお宅へ向かいます。(先生は同行しません!笑)
片平は、去年から参加しているのですが2回目でもやっぱり緊張しました。
稲川も3回目ですが、毎回緊張しています・・・。
片平のお邪魔したお宅は、大河内地区の中の大藪というところで、午前中に行った演習林の近くでした。
聞き書きをしているときに、そのお宅の奥様の手作りだという赤しそジュースなどを頂きながら、同行してくださった椎葉民俗芸能博物館の山本友美学芸員と共にお話を伺いました。
とても緊張しましたが、貴重なお話を聞くことができ、充実した時間が過ごすことが出来ました。

そして、夜は、大河内八幡神社拝殿にて大河内神楽の奉納です!
本来神楽は12月のお祭りの際に行われるのですが、今回は私たちのため特別に奉納をしていただきました。
神楽の舞処である御神屋(みこおや)には、本番と同じである飾りが施されていました。
彫物(えりもの)と呼ばれる、切紙飾りもあり4年生の1人は興奮していました。(卒論テーマです…笑)

舞ってくださるのは

・壱神楽『剣の手』
・鬼神
・大神神楽
・猪舞
・弓の手神楽
の5つです!

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壱神楽「剣の手」は二人舞で、左手に剣、右手に鈴を持って舞います。

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「鬼神」は一人舞で面棒と扇を持って舞います。
また鬼神と呼び出しが両手をとりあって飛び舞うシーンもあります。
とても躍動感あふれる演目です!

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「大神神楽」は四人舞で左手に御幣、右手に鈴を持って舞います。
天井に吊り下げられている雲(くも)と呼ばれる天蓋を中心に舞ったり、一列になるなど、目が離せなかったです!

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「猪舞」は猪面二人、猟師二人で舞います。
猪面は御神屋(みこおや)を出て参拝者の頭を噛んで廻ります。
噛まれると病気をしないと言い伝えられているので、みんなで噛まれました!(*´ω`)

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「弓の手神楽」は二人舞で左手に弓、右手に鈴を持って舞います。
舞の後半に、榊(さかき)しばを持った人達が御神屋に入り舞います。
御神屋の中には普段女性は入ることが出来ないため、とても貴重な経験でした!
神楽奉納当日はとても盛り上がるそうです!
神楽のあと、特別に御神屋の中などにも入らせてもらい、飾りを見学したり、天井に吊るされているを実際に動かすなどの体験をさせていただきました。

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引っ張ると重みを感じます!中々思う様に動かすことが出来ませんでした涙

神楽終了後は演者さんたちと交流することができ、とても有意義な時間を過ごせました!

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大河内地区の方々、保存会の方々、本当にありがとうございました!

椎葉巡見3日目

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こんにちは!
またまた歴文2年片平と4年稲川です(*´ω`)

椎葉巡見3日目の報告をしたいと思います。
朝、お世話になった大河内のお宿の方たちとお別れをして、椎葉村を離れ、お隣の西米良村へと向かいました。
椎葉村大河内と西米良村はとても近く、お話をしながら車に乗っていたため、西米良村に入っていたことに全く気付きませんでした(‘Д’)笑

西米良村へ到着すると、教育委員会の土居さんが温かく迎えてくださいました。
そして西米良村歴史民俗資料館・菊池記念館を見学しました。

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資料館には西米良村の焼畑農耕の歴史や、人々の暮らしを伝える道具などが展示されていました。
また西米良村を治めていた、菊池一族の遺品や書籍などの史料がありました。
西米良村から出土したという「二十八間四方白星兜鉢」は現在、東京国立博物館に展示されているため、資料館では模型が展示されていました。
「二十八間四方白星兜鉢」を見たことはありましたが、西米良村から出土していた事を知らなかったので、驚きました。

資料館を見学し終わった人から、隣にある菊池記念館へ向かいました。

西米良村の古川教育長からお話を聞いている学生や、縁側で自然を楽しむ学生も…。

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見学後、川床で昼食をいただきました。お弁当には西米良村の山と川の幸がふんだんに使われていて、とても美味しかったです。
川床からの景色はすごく綺麗で、水の流れる音が響き、涼しく、疲れが吹き飛んでいきました!

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昼食後は、西米良村を出てお隣の西都市にある、西都原考古博物館を見学しました!
西都原考古博物館は特別史跡西都原古墳群の隣にあります。
ストーリーに沿った謎解きを展開する展示になっており、映像技術などが最先端で充実していました。
展示されている土器は触れる事ができ、学科の夏休み行事である諏訪原遺跡発掘に参加していた学生は、特に楽しんでいました!!!

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見学後、西米良村へ戻り、小川作小屋村に向かいました。
小川作小屋村は旧米良領主の居城址で、江戸時代中期から明治維新に至る200年間、米良の中心地と栄えた小川地区にあります。

民俗資料館や民話館、コテージなどがあり、落ち着いたところでした(‘ω’)

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小川作小屋を見学後、村の中心地である村所へ戻り、西米良村の古川教育委員長による「西米良の歴史と民俗」の講話を行いました。
西米良村の概要、歴史、村の人々の哲学など多くの話を伺い、西米良村の事を理解することが出来たと思います。
夜は西米良村に伝承される村所神楽を見学しました。

本来は12月の祭りの日に奉納しますが、今回は特別に私たちのために舞ってくださいました。

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演目は「神水(かんすい)」という、四人の舞手による舞でした。
右手に鈴、左手に剣を持ち、足の動きが細かく、リズミカルでした。
前日に見ていた大河内神楽とは動きや、フォーメーションなど異なる所が多く、興味深かったです。
神楽奉納後に社人と呼ばれる舞手の方々と交流をし、他の演目のお話や御神屋の飾りの話を聞いていると、もっと村所神楽の事を知りたくなりました!

神楽奉納後は、カリコボーズの湯「ゆた~と」という温泉施設に案内していだだきました。
ナトリウム炭酸水素塩温泉のため、お肌がスベスベになりました(*’▽’)

 

西米良村の魅力をたくさん感じることができた3日目となりました。
村所神楽の方々、西米良村の方々、本当にありがとうございました!!

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椎葉巡見4日目

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こんにちは、2年高橋です。
椎葉巡見4日目最終日のレポートです(*^^*)

午前中は、中武雅周さんから『西米良の暮らしと文化』についてのお話をお伺いしました。勉強会でも聞いたことの無いお話ばかりで、同じ日本に住んでいるのに知らないことが多く今回を機に知れることが出来てとても嬉しいです。

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お昼は道の駅で食べました!
椎茸が東京では中々食べれないぐらい肉厚で美味しかったです♪

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地元の方ともお話をしましたが、神楽が地元に根付いているのをしみじみと感じました。

その後、宮崎県総合博物館宮崎神宮を見学しました。
博物館はとても無料だと思えない程の展示品の数々に圧倒されました…!
博物館内に民家園もあるのですが、中の様子も観れるので是非見て欲しいです。

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宮崎神宮は中々参拝出来る機会はないと思うので参拝出来て良かったです。
凄く静かな場所で直ぐに離れてしまったのが勿体無いぐらい素晴らしい場所でした!

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この後宮崎空港にて解散し、椎葉巡見の全行程を終えました。
またこの場を借りて、今回ご協力いただいた椎葉村と西米良村の方々、大谷津早苗先生、渡辺伸夫先生、小倉咲葉助手、中武雅周先生、誠にありがとうございました。この椎葉巡見に参加させて頂いたこと心より感謝申し上げます。

 

歴文ってどんな学科?―お役立ちリンク集―

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歴文ブログには時系列順で記事が並んでおりますので、順番にご覧いただくと全ての記事がご覧いただけますが、下記に示したリンク集もご活用下さいませ。

☆歴文に在籍している先生は?

こちらをご覧くださいませ。リンク先からblogボタンを押していただけると、その先生に関するブログ記事をまとめて読むことができます。

☆授業紹介

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歴史文化学科のカリキュラムの特徴は、いわゆる歴史(日本史・西洋史・東洋史)だけではなく、美術史・芸能史・服飾史そして仏教文化史、民俗学や地理学、さらには考古学や文化財保存など、歴史文化にかかわる幅広い学びができることにあります。

そうした多様なカリキュラムのなかから、いくつかをピックアップして、この歴文ブログにも授業紹介記事をあげています。是非ご覧下さいませ。

歴文のカリキュラムはかなり自由度が高いです。歴文生は下記の全ての授業を選択することができますよ!

「歴史・地理」分野

歴史学概論( ・) / 日本近現代史料解読 / 近代女性史文献講読 / 西洋史 () / ヨーロッパ歴史演習(ドイツ) 2015年度() / ヒエログリフ入門

「美術と民族の文化」分野

日本美術史基礎 / 文献取扱技能基礎 / 伝統文化の現場() / 歴史文化特論~寺社縁起の世界~ / 日本服飾史 / 民俗調査法 / 伝統芸能実習() / ヨーロッパ歴史演習(スペイン・フランス・イタリア) 2014年度(

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「考古・文化財」分野

文化財保存修復学基礎 / 考古学実習A / 環境考古学 / 文化財保護行政論 / 海外考古学実習(

学芸員関係

博物館実習Ⅰ

その他の科目

歴史文化基礎  / 歴史文化と社会  / 卒業論文(卒業論文発表会

ほかにどんな授業が開講されているのか知りたい場合は、公式デジタルパンフレットの40頁をごらんくださいませ。

なお教員の異動や年度により授業内容に変更があることをご承知おき下さいませ。

☆1年前期を終えた時点での歴文生の感想

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入学後4ヵ月を経た歴文生のみなさんに対して、「歴文にはいってみていかがですか?」という内容のアンケートを取り、その結果をブログにアップしています。受験生のみなさんにとっては、歴史文化学科に入学した場合の近い未来像になるかもしれません!?

2016年度入学生の場合2015年度入学生の場合2014年度入学生の場合2013年度入学生の場合

☆新入生歓迎イベント!

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毎年4月には、歴文へ入学する新入生の歓迎イベントが開かれています。上級生に単位履修のコツを質問する機会や、友だちをつくるきっかけが数多く準備されていますよ!新入生にスムースに歴文での学びをスタートしてほしいという思いで先輩たちが企画するイベントです。

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☆ゼミ旅行やゼミイベント

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歴史文化学科では、1年前期に、少人数(6~7名)の基礎ゼミに所属し、大学での学問の進め方について学びます。1・2年次は、様々な分野の授業や各種フィールドワークに積極的に参加して知識と経験を貯えつつ、自分が深めたい分野や卒論で書きたいテーマを絞り込んでいく時間です。そして3年次からはいよいよゼミに所属し、より専門的な研究を進めていくことになります。

歴史文化学科ではゼミの人数制限やセレクションなどは設けておりません。先生と相談しながら,自分にぴったりとあったゼミをみつけ、自由にゼミ選択することができます。

また「手で考え、足で見る」歴史文化学科は、各種研修旅行がとても盛んにおこなわれています!毎年夏休みには半数以上のゼミが、国内各地に,そして海外へとゼミ旅行にでかけます。また学術報告をおこなったり、独自の勉強会を開催するゼミもあります。ここにあげたゼミイベント報告はそのほんの一部です。

日本近世史ゼミ(野口ゼミ) 2014年度 /2013年度 

日本近現代史ゼミ(松田ゼミ) 2015年度 /2014年度 /2013年度 /2012年度 /2011年度 1

西洋史ゼミ(小野寺ゼミ) 

民俗・芸能史ゼミ(大谷津ゼミ) 

地理研修旅行(田畑先生企画) 2014年度 /2013年度 /2012年度 1/2011年度 

日本考古学ゼミ(山本ゼミ) 

アジア考古学ゼミ(菊池ゼミ) 

☆フィールドワーク

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民俗学の聞き取り調査、考古学の発掘、文化財保存修復、そして歴史文書整理。いずれの活動も自ら学ぶだけではなく、調査結果・研究成果を社会へと発信しています。そうしたフィールドワークの一部をピックアップいたしました。 椎葉巡見や諏訪原遺跡発掘調査などの多くのフィールドワークは1年次から参加可能です。発掘や聞き取り調査などを体験し、そのうえで自分の専門分野を定めていくことができます。

椎葉巡見(2015年度 /2014年度 123/2013年度 123/2012年度 12

諏訪原遺跡発掘調査(2015年度 /2014年度 /2013年度 /2012年度 

文化財保存修復(陸前高田市) 

被団協文書整理会 

安積得也文書整理会 

野毛古墳祭りへの協力 

世田谷歴史散歩 

野田市お札調査 

☆学寮研修

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3泊4日の学寮研修は昭和女子大学のオリジナル行事です。バスハイク、プレゼン大会、交歓スポーツ大会、そしてなによりも友だちと語らうのんびりとした時間がそこにあります。

望秀海浜学寮(2015年度 /2014年度 /2013年度 1234567891011121314/2011年度 1234/2010年度 1234

東明学林(2016年度 1/2015年度 /2014年度 123/2012年度 12345/2011年度 1/2010年度 1

4年生学寮(希望者のみ参加)(2015年度 /2014年度 /2013年度 123/2012年度 1/2010年度 12

☆グローバルな活動

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歴史文化学科はグローバルに考える力を磨く各種プログラムも充実!

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☆秋桜祭

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昭和女子大学の学園祭・秋桜祭は毎年11月上旬に開催されます。その様子もちょっとのぞきみ。

2015年度()/2014年度()/2013年度()/2012年度()/2011年度(

☆歴文らじお

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歴文生へのインタビューを音声ファイルでアップいたしました。

ネットでオープンキャンパス~歴文1年生に話を聞く 2016~ その1その2その3

4年生に歴文の魅力を語ってもらう その1その2その3その4

ネットでオープンキャンパス~歴文1年生に話を聞く~ その1その2その3その4

歴文の学びで授業と授業がつながる喜び! 記事

☆その他ピックアップ記事!

その他、数ある記事のなかから注目記事をピックアップしてみました。

「歴文OGの石原奈央子さんがリオ五輪日本代表に!」 1

「【歴文生の海外体験】上海交通大学への長期留学」 1

「ネットでオープンキャンパス!~昭和女子の歴文ってどんな学科?~」 

「歴文から観光業界を目指す!」 

「歴文生からミステリーハンター誕生!」 

「歴文生がチャンピオンに?」 

「Happy Halloween!」 

以上、「もっと歴文を知るために~お役立ちリンク集~」でした!

【歴文生の海外体験】ヨーロッパ歴史演習 Part1

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9月4日から15日の日程で、スペインとイタリアで研修をしました飛行機 デコメ絵文字
まず前半はアルカラ・デ・エナーレス、マドリード、トレドの様子を紹介します♪

日本を出発し、まず最初にアルカラ・デ・エナーレスには6日間滞在しました。

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ソフィア先生のヨーロッパ美術史の授業

セゴビアにある古代ローマの水道橋について授業を受けました。 

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5日間の授業が終わり、ソフィア先生とセシリア先生から修了書を受け取りました

次に行ったマドリードは、アルカラから電車で約40分です。

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プラド美術館学芸員のマティーリャさんのご厚意で、絵画修復室の見学ができました

 

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17世紀初めに造られたマヨール広場です

マドリードの次に訪れたトレドは、中世の面影を色濃く残す世界遺産の都市です。

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首座司教座聖堂をバックに

トレドでは画家エル・グレコの大作を鑑賞しました。

 

Part2では、バルセロナとローマの様子をご紹介します!

2016年度日本近現代史ゼミ旅行(飛騨高山)その1

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こんにちは、松田忍です。

夏休みも最終盤である9月26日から28日にかけて、日本近現代史ゼミではゼミ旅行にいってまいりました。

「泣かない」「怒らない」「吐かない」が三大モットーとして採用されているほどに厳しい当ゼミなのですが、ゼミ旅行に関してはゆる~く設定しています。親睦を深めリフレッシュして、授業開始以降、協力しながら厳しい研究を耐えぬいていく土台作りが大事だと考えています。

「楽しいゼミ企画は厳しい報告の上に打ちたてられる!」

「素晴らしい報告は楽しいゼミ企画の上にうちたてられる!」

となればいいのですが笑

さて今年の行き先は高山と白川郷です。

某世界的ガイドブックで、ともに三つ星認定されていることもあってか、外国人観光客の姿の多さが目立ちました。点在するまちかど観光案内所、FREE WIFIスポットの設置、各種案内の多言語表記、トイレの和洋の表示、なによりも、外国人観光客に積極的に話しかけてサポートするホスピタリティ精神が感じられ、観光先進地であると感じました。

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出身国を問わず日本に来る目的の1つが「歴史」だと思うんですよね。東京でも外国人観光客を案内する学生サークルの話題が以前からでておりますが、歴史に対する深い教養を身につけている歴文生だからこそ、昭和女子大学内で結成されている国際交流グループChawa(茶輪)の活動などに参加して、留学生へと人脈を広げつつ、自分の能力をのばすきっかけをつくって欲しいなと思いました。

【ゼミ旅行 1日目】

名古屋に集合したあと、高山本線で一路高山へ。

1日目は、飛騨地方の郷土工芸品である「さるぼぼ」づくり体験。キットをつかっての作業なのですが、工程が結構多く本格的です。自分のつくった「さるぼぼ」がそのままお土産になるとあって、真剣に作ります。

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お腹のところに思い思いのメッセージを書き込み・・・そして完成。

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みんなのつくった「さるぼぼ」で仲良く記念撮影!旅の無事を祈ります。

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ここからはしばし別行動。飛騨高山美術館、テディベアエコビレッジ、飛騨の里の3箇所に分かれて見学しました。写真にはないですが、飛騨高山美術館のガラス工芸は素晴らしかったようですよ!

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自由行動中に地球征服の野望をあらわにするゼミ生もいたようです(テディベアエコビレッジになぜこの場所が・・・)。

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さて高山市街に戻り、この日の夕食は高山名産のお蕎麦。私はオススメの山菜蕎麦をいただきました。うまかった!!

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昨年のゼミ旅行も「食にこだわる旅行」だった(123)のですが、今年はその山の幸バージョン。期待が高まります。

旅行はまだまだ続きます!

2016年度日本近現代史ゼミ旅行(飛騨高山)その2

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こんにちは、松田です。

ゼミ旅行2日目の様子をレポートします。訪れたのは白川郷。この日は一日中歩くのでお天気が心配されたのですが、気持ちよく晴れあがりました。

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神田家、和田家などのお宅にはいり、合掌造りの構造の説明を受けました。内部の広さと構造の剛健さとには驚きです!

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地方出身のゼミ生が緑の風景でテンションがあがるの図。

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今年のゼミ生の「田舎っこ率」は非常に高く、洗濯物についたカメムシを効率よくガムテープで取りのぞく方法の話で盛り上がったり、おじいちゃんが釣ってきたイワナがつねに庭の池にストックされていて、ご飯前にすくいにいく話しとかも。

白川郷を「感じる」ゼミ生たちのようす。

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さてお昼です。幹事さんがしっかりリサーチして選んでくださったお店です。全員で川魚の定食をいただきました。ヤマメの甘露煮が美味すぎて、ご飯のおかわりが続出。みそ汁の実は飛騨でよく食べられていたかた豆腐で、しっかりとした歯ごたえがあります。焼き魚も旨かったなぁ。

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ご飯を食べたあとは展望台へ。白川郷の街並みが一望できます。これだけの風景が残されているのは本当に素晴らしいですね。景観保存にとりくみつつ、合掌造りの家を観光資源として活用していく試みが1970年代からなされ、今を築いているとのこと。

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季節は秋。高原である白川郷は秋桜が咲き誇っていました。展望台では「季節の花をめでる乙女」講習会が開催されました。

まずは先生(ゼミ生)のポーズ指導。

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ゼミ生も次々にチャレンジ。

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全員まだまだですね。深く反省して下さい!

ここは先生の模範演技をもう一度みてしっかり勉強しましょう!「想い」が伝わる圧倒的な「乙女感」笑 一同大うけです。

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食べ歩き隊のほうも満足したようです!

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すっかり白川郷を堪能し歩き疲れて宿に帰ると、さっそくの夕食。しあわせですねぇ♪ テーブルの上のお肉は飛騨牛のしゃぶしゃぶでございます~!

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さらに温泉にはいったあとは、幹事主催のビンゴ大会なども開催され、大いに盛り上がりました!

そしていよいよ最終日です。高山市の市街地を散策いたしました。次の記事にて。

2016年度日本近現代史ゼミ旅行(飛騨高山)その3

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ゼミ旅行3日目は雨模様となりました。、高山市街の見学にでかけます。3日目はみなさんのカメラの電池切れが続出したため、建物写真がメインになるのですがレポートします。

最初に訪れたのは宮川朝市です。宮川沿いに露天が多数出されていて、地元の野菜やフルーツなどが売られていました。私は、おつまみにして酒を飲むと、酒が止まらなくなるという「酒どろぼう」という漬物を買いました。

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ところでこの写真の左側には秋葉神社と書かれた祠がありますね。高山市街にはあちこちにこの秋葉神社が建っていました。秋葉神社では火よけの神さまが祀られており、度々大火に見舞われた高山の歴史がこんなところにも残されているんですねぇ。

みなさんご存じかと思いますが、東京の秋葉原も火よけの神さまにに由来してます。AKB48が「炎上」から守られているのにもこんな理由が!?笑

しばらく歩き、 全員で吉島家住宅を見学。

玄関をくぐると、むき出しになった重厚な骨組みがいきなり出迎えてくれます。深い色合いがとても印象的でした。

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どこを切り取っても神経が張り詰めていて、時代や文化の重みを感じさせるたたずまいです。今回の旅行で、特に印象に残った施設となりました。

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壁にはこんなものがかかっていましたよ。

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月暦(大小板)と呼ばれるものです。現在のカレンダーでは30日ある月と31日ある月は毎年変わりませんが(「に・し・む・く・さむらい」ですよね)、太陰暦を使っていた江戸時代には、小の月(29日)、大の月(30日)が毎年変化しました。掛け売りがメインであった江戸時代の商家にとって、月締めの期日が29日なのか30日なのかを、もし勘違いしてしまったら信用にかかわる大問題となります。そのため、全員が間違えないように、大小板をかけていました。裏側には「大」とかいてあります。

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その後は高山祭屋台会館へと向かいます。このあたりからだんだんと雨足が強くなり、大雨に・・・。

そして一旦自由行動。高山の「古い街並」をそれぞれで堪能します。

私は高山別院にいきました。歴史的に、越前や加賀では浄土真宗が盛んなことが知られていますが、地続きである飛騨もまた浄土真宗の信仰が盛んな地域であります。白川郷でも「南無阿弥陀仏」の文字をあちらこちらで見かけました。そして高山別院は浄土真宗の修行道場とのことです。さきほども述べた大火などにより、このお寺の建物も6回も失われたそうであります。しかしその度に立派なお堂が再建されたとのことであり、地域に残る信仰や文化の力をまざまざと感じることができました。

また高山市街の中心にある鍛冶橋にて不思議な像をみつけました。

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1848年につくられた手長像、足長像を模して造られた像とのことです。原型をどの程度とどめているのかは不明ですが、こんな面白い造形をやってのける江戸時代って面白いですね!

その頃別に行動していたみなさんは・・・。街並みを散策しつつ、こんなうまいものを食べていたそうです!

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見えますか?飛騨牛のお寿司!

拡大してみます・・・じゃん!

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こ、これは・・・。写真からもわかりますが、飛騨牛は霜降りの入り方が美しく、食べるとトローッととろけていきます。松田の別の店で飛騨牛握りを食べましたが、おいしかったです!!

そして本旅行最後の訪問地である高山陣屋にて再び全員集合。

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高山陣屋は近代になってからも取り壊されることなく、郡役所などの建物として利用され続けました。代官所の姿を現在にとどめる貴重な建築物となっています。ただ高山陣屋の奥の部分、すなわち再建された部分には近代の役所がもともと建っていたわけでして、どの時代の建築をどのように残すべきなのかを考えさせられる場所でもありますね。

ただ再建されたことにより、表と奥を含めた陣屋の全容を体感することができたのは事実であります。また現地の職員さんの解説を伺い、陣屋には身分に応じた玄関がそれぞれ用意されていて、裁判が行われるときの流れなどを学ぶことができました。

さてこんな感じで2泊3日非常に楽しい旅を楽しみました!

今回いろいろな場面で頼もしさを発揮してくださった幹事学生も「こんなに仲良くなれるならまた企画しますぜ!」とのこと。まだ卒業まで1年半あります。しっかり勉強しながら、楽しいイベントもたくさんやっていきましょう!

 

【歴文生の海外体験】ヨーロッパ歴史演習Part2

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後半は、バルセロナ、ローマの様子をご紹介します♪

バルセロナでは、ガウディの設計した建築を見て歩きました。

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年ごとに建設が進んでいくサグラダ・ファミリア聖堂をバックに

サグラダ・ファミリア聖堂は2026年の完成を目指しているらしいです!

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グエル公園のマスコットと一緒に

いよいよ研修旅行のクライマックス、ローマに向かいます!

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コロッセウムの前で

 

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ボルゲーゼ美術館にて、ベルニーニ作《アポロンとダフネ》

 

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サン・ピエトロ大聖

 

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本場のパスタを完食

・約10日間、本当にありがとうございました。研修のおかげでさらにヨーロッパの美術が好きになりました!
貴重な体験がたくさんできて、楽しく充実した研修になりましたshine

・今回の旅を通して、毎年海外へ旅行に行っている大人の気持がよくわかりました。ヨーロッパ、本当に楽しいです。
在学中に学校のプランを利用してか、自力だかはわかりませんが行きます。

・初めての海外がとても幸せなものとなりました。学ぶことが多く、今後に生かしたいです。
そして、是非また行きたいですshine(個人的にバチカンにリベンジしたいです)


比較女性史論ゼミ(伊勢・鳥羽)

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こんにちは。比較女性史論ゼミの担当教員掛川典子です。9月19日~21日まで伊勢・鳥羽に4年生11名と一緒に出かけてきました。
20日に台風16号上陸という状況の中でのゼミ旅行でした。そのため、初日から見学順路を予定変更しました。

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お伊勢参りはお蔭参り、抜け参りとも言われてきて、まずは外宮から、というので、伊勢市駅から伊勢神宮外宮に向かいました。2枚目は正宮正面で、奥は撮影禁止です。外宮では、神餞を毎日朝夕用意し、お供えしているということです。ずっと繰り返し、黙々と守られ続けている、ということにすごさを感じました。昨年遷宮されたばかりですので、どの建物も真新しく美しいたたずまいでした。古殿地と呼ばれる古い社殿の敷地跡が更地になり白砂が敷き詰められています。4枚目は古殿地を挟んで橫から正宮奥を見たところです。あっけないほど簡素で淡泊でな印象です。外宮の域内のどの社殿も遷宮されたばかりで、隣接して立て替え用の敷地を確保してあることが驚きでした。

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翌日は午前中、台風が接近するなかを伊勢神宮内宮を訪問しました。すごい暴風雨なわけですが、結構見学者が多かったです。本来五十鈴川で禊ぎするところを増水で危険なため、立ち入り禁止となっていて、普通に手水舎を使用させていただきました。神楽殿のところでしばし雨宿り。4枚目は伊勢サミットで各国首脳が並んで撮影していた正宮前の階段です。この正宮も奥は撮影禁止です。至る所に榊が飾られていて目立つので、特別な期間なのかどうか、宮司さんにお尋ねしたところ、いつもの通りで十日毎にすべての榊を取り替えていると言うことです。神宮のお山に榊を植えており、それを用いているのだそうです。膨大な量の榊です。淡々と形式を伝承する日本人らしいすごい精神だと思いました。五十鈴川を渡って戻りました。この日は前日鳥羽駅の観光案内所で教えて頂いて、お得な一日乗車券を購入し、下の写真のような見間違う可能性のない目立つ「きゃんバス」と呼ばれるバスを利用しました。ほとんど歩かず神宮と鳥羽を行き来できました。

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午後は台風上陸が報じられていましたので、鳥羽水族館のみ見学しました。この春生まれたイルカの赤ちゃんが母イルカについて泳いでいましたし、日本ではここでしか見られないジュゴンに対面しました。とても優しい雰囲気の大きな雌のジュゴンでした。このときは中高年のご婦人方に特に人気でした。台風のため水族館は4時で閉館でしたが、皆さん楽しんでいた様子です。

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これは鳥羽のホテルの窓からのオーシャン・ビューです。台風の過ぎた後土砂で濁った河の水が鳥羽湾に流れ込み色が変わっていました。左手手前で写っていないのですが、御木本幸吉の始めた養殖真珠で有名な真珠島があります。

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ホテルの食事は朝夕豪華なバイキングでした。新鮮な海や料理やおいしいデザートが並び、テーブルを3つ連ねて楽しくいただきました。最後の写真は、翌朝の二見浦。二見興玉神社の石の鳥居から見た夫婦岩です。年に数日天気の良い日には、ちょうど綱の間に富士山が見えるそうです。帰路に近鉄の斎宮駅を通過しました。現在は斎王歴史博物館も建ち、「斎王まつり」も行われているそうですが、斎王宮跡は何もない寂しいところであるとしみじみ思いました。古代以来の東アジアの巫女やシャーマンという存在について、あるいはキリスト教文化のなかでは魔女とされて否定された存在について、考えを巡らせながら帰りました。

第9回 野毛古墳まつりが開催されます!

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10月16日(日)、玉川野毛町公園にて、毎年恒例となりました野毛古墳まつり開催されますshine
(昨年の様子はこちらをご覧ください。)

古墳まつりも今年で9回目となりましたhappy01
今年も、考古学(弥生・古墳時代)がご専門の小泉玲子先生と、先生がご担当の「考古学基礎」を受講している学生が参加します。
来場者の方に「ミニ土器づくり」や「勾玉づくり」「古墳クッキーづくり」をご案内しますnotes

今回は、古墳への溢れる愛を歌うまりこふんさんによる「古墳にコ~フントークショー」が開催されます!!eyeshine

古代の文化を体験しながら、世田谷の文化財にふれてみてはいかがでしょうかhappy02heart04
みなさまのご来墳、お待ちしています!!
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そして、今年、野毛大塚古墳出土品が一括で国の重要文化財に指定されましたshine
これを記念して、シンポジウムが開催されます。
こちらにも小泉玲子先生がご参加です。

clover国重要文化財指定記念シンポジウム-最新の研究から迫る-
野毛大塚古墳の実像
◆日時 平成28年10月29日(土) 10時30分~16時30分
◆会場 世田谷区玉川区民会館ホール(東急大井町線等々力駅下車徒歩1分)
◆先着300名、事前申込み不要、入場無料
clover関連企画
『野毛大塚古墳展』
◆会場 世田谷区立郷土資料館(東急世田谷線上町駅下車徒歩5分)
◆会期 平成28年10月25日(火)~12月4日(日)
※毎週月曜・11月24日(木)休館
◆開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)

こちらにも是非足をお運びくださいhappy01

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(助手W)

三大学共同ゼミ合宿第1日

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こんにちは。西洋史の小野寺です。

先週の9日に、立正大学にて三大学共同ゼミ合宿の1日目が行われました!

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今年度のテーマは、「ドイツ・メルケル政権による移民政策の是非」。
合宿の二日目では、賛成側・反対側に別れてその是非をめぐってディベートを行いますが、まず一日目では難民・移民の歴史的経緯について、(1)アメリカと移民、(2)ユダヤ人難民とパレスチナへの移住、(3)ドイツ人被追放民とその統合、(4)トルコ系住民のドイツ社会への統合という4つの班に分かれてプレゼンを行いました。

三大学共同ゼミも今年で三年目になりますが、今年のプレゼンはどの班も非常にレベルが高かった!
(2)ユダヤ人難民の班は徹底的な文献調査が印象的でしたし、(4)トルコ系移民の班は、具体例を適宜織り交ぜながらすっきりとした立論に仕上げていて、非常に聞きやすい報告でした。
三つの異なる大学による混成班でしたので、準備はどの班も大変だったようですが、その苦労はきちんと内容に反映されていたと思います(下は最優秀プレゼン賞を獲得した4班に対する景品授与。教員がドイツから様々な景品を持ち帰ってきました!)

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そしてそれが終わると、グループを変えてのKJ法。
難民・移民を受け入れることによってどのような利点があるのか、あるいはなぜ彼らを受け入れるべきなのか。
逆に、難民・移民を受け入れることで、どのような問題が生じるのか。
みんなで知恵を出しながら、グループとしての議論を組み立てていきます。

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こうしたグループワークを通じて、どの班も気づいたこと。
それは、物事には必ず「表と裏」があり、それは分かちがたく繋がっているということでした。
難民や移民を受け入れればホスト国には大きな経済的負担となるが、一方で彼らは将来の労働力、社会保険の担い手として有益な存在ともなりうる。
彼らを受け入れることで様々な文化・宗教と接触する機会を得られるけれども、そのことはしばしば文化的衝突をも生み出す。

ディベートのテーマとなるものは、たいていの場合、片方が絶対的に正しく、もう片方が絶対に間違っているということはありません。
どちらにも理はある。
であるからこそ、どちらに「より」理があるのかということを、双方が論理を尽くして説明していかなければいけない。
絶対的な正解が存在しないなかで、よりよい解決策を見いだしていくために必要なことは何か。
そうしたプロセスを、皆さんには是非体感してもらえればと願っています。

 

 

 

 

 

卒業論文(卒論)について

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エジプト学を専攻している吉成です。

今月は卒論の中間発表会が行われます。4年生が一人ずつ、自分の卒論のテーマと進捗(しんちょく)状況を発表する会で、これをきっかけに、来年1月の提出を目ざして卒論執筆活動が本格化します。

卒論は論文です。論文なんか自分に書けるのかなあと不安に思う人もいると思います。卒論は卒業要件になっていて、書いて出さないことには卒業出来ないことで余計に心配する向きもあるかと思います。それは大丈夫です。大学では1年の基礎ゼミから始めて、演習を通し、研究する姿勢や方法が教えられます。また、先行研究を読むことで、論文の具体的な形態や細かな約束事を知ることができます。要は本人の意識次第ということです。

ここで触れておきたいのは、論文とレポートの違いについてです。論文はその名の通り「論じる」ものでなくてはなりません。つまり、何か疑問を提示し、その答えを見出すために様々な調査・研究を行い、理論的な分析を通して、結論を導き出す必要があります。レポートは何かについて調べて、様々な事実を整理して示せば良いという様なところがありますので、これがレポートと論文の大きな違いということになります。だから論文を書くには疑問(問題点)を見つけ出し、それを論理的に解決するための手段(研究法)が重要になります。大学に入学したら、卒論に向けて、そうしたものを見出し、運用できる能力を身につける努力を日頃から行なってもらいたいと思います。

毎年、百本前後の卒論が提出されますが、そのうちの数本は秀評価を受けます。秀評価というのは、その学問分野の研究として充分評価の対象となる内容を持っているということ、言いかえれば学界に一石を投じる成果だと認められたと言うことになります。確かに卒論には、歴史文化研究という学問の依って立つところを知るために、研究の実際を体験させるという意味があり、そのために学生全員に課しているのですし、卒業して全員が研究者になるわけではないので、適当にやればいいやと考える人も居ると思いますが、一生に一度数ヶ月間だけでも全身全霊を打ち込んで頑張る機会が持てると考えて対処して欲しいと思います。あの時は頑張ったなぁと思い起こせる様にして下さい。

3年生・1年生合同ディベート大会(@望秀学寮)が開催されました!

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こんにちは、松田忍です。

10月19日から22日にかけて3泊4日の望秀学寮が開催され、歴文3年生と1年生約200名が参加しました。

望秀学寮の目玉プログラムの1つが3年生と1年生の縦割り班によるディベート大会です。

歴文生たちは、専門教育のなかで「確かな情報に基づいて研究する力」や「実践型の学びや海外演習のなかで培った広い視野」の土台がしっかりできています。そうした堅固な土台の上に、さらに「発信する力」や「議論する力」を鍛えて、自信を持たせて社会へと送り出したいと思っております。そのため、学寮や必修授業の機会を使って、段階的にプレゼンやディベートの経験を積ませるべく、路線整備を進めて参りました。そのステップの一つが望秀学寮でのディベート大会であります。

ディベートという形式になると、学生たちもかなり緊張感が増すようでありまして、夜の自由時間も、各部屋で綿密なミーティングがおこなわれたようであります。

さて、今年はディベートのテーマとして、「外国人労働者の受け入れ拡大は是か非か?」のテーマを学生たちにぶつけました。大学生のみなさんがこれから先、生きていく社会の未来像に関わる非常に重要な課題です。現実問題として外国人労働者が増えている実情がありつつも、円滑な受け入れ実現のために、クリアせねばならない課題も山積しているのが現在の状況だと思います。幸福な未来に生きるために、いかなることを考えて議論していくべきかをあぶり出すような機会になることを願って、このテーマを掲げました。

ディベートは、3大学共同ゼミを運営している小野寺先生によって練りこまれた「小野寺方式(!?)」にのっとって行いました。 おおむね7つのSTEPで学びを深めていきます。

STEP 1 参考文献やネット上で公表されているデータなどを分担して集めて、学寮に持ち込む。

100枚以上の統計資料に付箋をびっしり貼り付けて持ち込んだ学生もいて、チームのメンバーから褒め称えられていました笑

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STEP 2 KJ法を用いて、テーマに関わる論点を出し尽くし、整理する。

テーマに関して考えられる問題点を、どんどん付箋に書いていき、論点をチームメンバーで共有していきます。

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STEP 3 各グループごとに論点を模造紙にまとめ、YES/NOの立場を明確にしたプレゼンをおこなう。

外国人労働者受け入れ拡大のメリットと現状における問題点を比較検討し、各グループごとの結論を報告しました。この段階で賛成の班と反対の班の数が拮抗していたことが印象的でした。

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STEP 4 ランダムに振りあてられたYES/NOに沿って、ディベートでの立論と討論の準備をする。裁判官役の学生はディベートの進行戦略を練る。

プレゼンでYES or NOのどちらの主張をしたかに関わりなく、ランダムでYESかNOの立場が割り当てられます。それに従って、今度は討論するための論理の組み直しが求められます。裁判官にあたる学生は、自分が担当する対戦カードのグループに貼りついて、事前の情報収集をして、ディベートの進行戦略を練ります。

みなさんの真剣な議論の様子をご覧下さい。

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STEP 5 ディベートでの対戦!

いよいよディベート本番です。今回は準備段階で確実な統計の数字を多数用意して議論することを求めました。ドイツの事例やシンガポールの事例、さらには日本における外国人労働者の実情などを示す具体的なデータが飛び交っていて、私もたいへん勉強になりました!ディベートがおわると、裁判官学生からYES/NOの判決とその判断理由が開示されます。

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STEP 6 教員からの講評

論点の組み立て方に関して上手かった点や、本来厳しくつくべきだったのにつききれなかった部分があったこと、さらには相手の意見を尊重した冷静な議論ができていたかどうかなどを教員から講評いたしました。

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STEP 7 学生同士での互選投票でディベートでのMVPを決定して景品贈呈!

最後にその対戦カードで最も活躍した人を学生同士の互選投票で選び、表彰しました。これ選ばれた人は嬉しいだろうなぁ!!

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各チームでは、「歴史文化と社会」(3年必修授業)にて、すでにディベートを経験している3年生が、1年生を優しくリードしている場面が見受けられ、1年生からは「2年後あんな風になりたい!」との声が多数聞かれました!ディベートの時にも、1年生が発言する機会を作ったり、1年生を3年生が挟む形でサポートしたり、 それぞれの工夫が見られ、とても良かったですよ!

受け入れ拡大の規模をどの程度まで見込むのかは論点が分かれますが、日本社会の今後の活力を考えても、国際社会における日本の位置を考えても、外国人労働者の受け入れは不可欠であり、すでに進行している現実でもあります。ただ現在の法制度や意識のままの受け入れ拡大は種々問題があるわけであり、クリアすべき課題があぶり出されるディベートとなったように感じました。

実は歴文のディベート企画は去年からはじめました。学寮という共同生活の場での企画は学生たちの負担も大きいのですが、その分充実感も大きいのではないかと思います。学寮の先生からも「充実したプログラムだね」とお褒めのことばをいただいたようです。

私個人は人文科学の学問とディベートとは全くの別モノだと思っています。歴史史料を前にして沈思黙考して読み解いていくことと、勝つための議論を組み立てていくことは異なる営みです。ただ今回ディベート大会を担当して、その両方が必要な力であると強く実感いたしました。学問的土台を鍛えられている歴文生だからこそ、ディベート力がつけば、まさに「鬼に金棒」。そんな風に考えております。

おそらく今後も学寮でディベート大会をやっていくことになります。1年生のみなさんは今回経験したことを糧にして、次は引っ張る側に立って、成長した姿を見せてほしいなと思います。

 

 

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